[VAIO_PC] RAID構成を変更してリカバリー(再セットアップ・初期化)する方法(2007年1月-2010年1月発売モデル)
[VAIO_PC]
RAID構成を変更してリカバリー(再セットアップ・初期化)する方法(2007年1月-2010年1月発売モデル)
ハードディスクのRAID構成を変更する方法を教えてください。
RAID設定画面からRAID構成の変更を行います
対象製品
- デスクトップPC
- VGC-RM*5シリーズ,VGC-RM*4シリーズ,VGC-RM*3シリーズ,VGC-RM*2シリーズ,VGC-RM*1シリーズ
VGC-RM900シリーズ
VGC-RTシリーズ
VGX-XL1D,VGX-XL1S
- ノートブックPC
- VGN-AR*5シリーズ,VGN-AR*4シリーズ,VGN-AR*3シリーズ,VGN-AR*2シリーズ
VGN-AWシリーズ
VGN-G3*Bシリーズ,VGN-G3*Aシリーズ
VGN-TTシリーズ
VGN-Zシリーズ
- ハードディスク、またはSSDを2台以上搭載したモデルのみ対象です。
説明
リカバリー(再セットアップ・初期化)の際にPort0、およびPort1に接続した2台のハードディスク、またはSSDで、RAIDボリュームを作成してリカバリーができます。
- VGN-AR*2シリーズの場合、PortはPort0、およびPort2になります。
内容
事前確認
-
SSD搭載モデルでは、構成内容によってSSDの容量不足のため、RAID構成を変更できないことがあります。
その場合は、ほかのRAID構成(RAID Level)を選択して変更してください。 -
お客様自身による設定・増設によって発生した不具合については、保証・サポートの対象外となります。
下記の操作はお客様の責任において行ってください。 -
下記の操作を実行することで、本体のRAID構成が初期化されます。
本体内部に接続されているハードディスクの情報が消去されるので、必要なデータのバックアップを取ってから実行してください。▼関連Q&A:
[Windows Vista,XP,2000,Me,9*] データのバックアップ・インポート(復元)方法
[Windows 7] ファイルをバックアップする方法
[Windows 7] バックアップしたファイルを復元する方法 -
以下の手順で使用している画像は一例です。
BIOSのバージョンによって画面や文言が一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
操作方法
RAID構成を変更してリカバリーを行いたい場合は、下記の操作を行ってください。
- モデルによって表示される画面が異なりますが、操作は同様となります。
- 参考
-
[MAIN MENU]で表示される項目は以下のとおりです。
- ご使用のモデルにより、表示される項目が異なる場合があります。
- Create RAID Volume
- Delete RAID Volume
- Reset Disks to Non-RAID
- Recovery Volume Options
- Exit
-
事前にリカバリーメディア(リカバリーディスク)を作成します。
▼関連Q&A:
[VAIOリカバリユーティリティ Ver.3.0] リカバリーメディア(リカバリーディスク)を作成する方法
[VAIOリカバリーセンター] リカバリーメディア(リカバリーディスク)を作成する方法 -
電源を入れ、「VAIO」ロゴが表示された直後にキーボードの[F2]キーを連続して押し、[BIOSセットアップメニュー]を起動します。
-
キーボードの[→]キーで[Advanced]タブを選択し、[RAID Configuration]を選択して、[Enter]キーを押します。
-
[Show]を選択し、[Enter]キーを押します。
- 出荷時状態では[Hide]に設定されています。
-
キーボードの[→]キーで[Exit]タブを選択し、[Exit Setup]、または[Save Changes and Exit]を選択して、[Enter]キーを押します。
-
[Save Configuration Changes and exit now ?]、または[The system saves the changes and restarts?]と表示されるので、[Yes]を選択し、[Enter]キーを押します。
- [Exit Setup ?]と表示された場合は、[Ok]を選択し、[Enter]キーを押します。
PCが再起動します。
- [Exit Setup ?]と表示された場合は、[Ok]を選択し、[Enter]キーを押します。
-
PCの再起動時に、[Ctrl]キーと[I]キーを同時に押します。
[RAID 設定]画面が表示されます。 -
以下のメッセージが表示された場合は、[Y]キーを押します。
メッセージ内容:
「REPAIRABLE FAILURE DETECTED
Missing member disk(s) have been found.(略)
Are the disks part of 'RAID_Volume0' ? (Y/N/I):」 -
[MAIN MENU]で[Delete RAID Volume]を選択し、[Enter]キーを押します。
- ご注意
-
RAID構成の状況によりエラーメッセージ画面が表示されます。
-
RAID構成が作成されている状態で[Create RAID Volume]を選択すると、下記のエラーメッセージ画面が表示されます。
エラーメッセージ:
「Not enough available space to create a volume.」 -
RAID構成をなしにしている状態で[Delete RAID Volume]を選択すると、下記のエラーメッセージ画面が表示されます。
エラーメッセージ:
「There are no volumes available to delete.」 -
RAID構成をなしにしている状態で[Reset Disks to Non-RAID]を選択すると、下記のエラーメッセージ画面が表示されます。
エラーメッセージ:
「There are no RAID disks that can be reset.」 -
[DELETE VOLUME MENU]画面が表示されるので、[Delete]キーを押します。
-
データを削除する警告が表示されるので、[Y]キーを押します。
- 上記の操作により現在のRAID設定、およびハードディスク内のデータが消去されます。
RAIDを再度構成する場合は、続けて下記の操作手順を参照してください。
RAID構成を行わない「RAIDなし」でリカバリーする場合は、手順16に進んでください。- ご注意
-
RAID構成を行わないでリカバリーすると、リカバリーはCドライブのみで実行されるため、そのほかのボリュームのハードディスクはフォーマットが必要になる場合があります。
- フォーマットはハードディスクに記録されているすべてのデータを消去しますので、必ずバックアップを行った後に作業をしてください。
▼関連Q&A:
[Windows Vista] 増設したハードディスクをフォーマットする方法
[Windows 7] 増設したハードディスクをフォーマットする方法
-
[MAIN MENU]で[Create RAID Volume]を選択して[Enter]キーを押します。
-
[CREATE VOLUME MENU]画面が表示されるので、RAIDを構成します。
- ご注意
-
下記のエラーメッセージが表示された場合は、[Name]欄に1~16文字以内の名称が入力されているかをご確認ください。
エラーメッセージ:
「Name length must be between 1 and 16.」
- 参考
-
表示される項目は以下のとおりです。
- ご使用のモデルにより、表示される項目や数値が異なる場合があります。
Name:Volume0
RAID Level:RAID0(Stripe)
Disks:Select Disks
Stripe Size:128KB
Capacity:149.1GB
Sync:N/ACapacityが0.0GBと表示されている場合
Capacityが0.0GBと表示されている場合は、以下の操作を行います。-
[Select Disks]を選択し、[Enter]キーを押します。
-
[SELECT DISKS]と表示されるので、表示されているすべての項目を[スペース]キーを押して選択します。
-
[Enter]キーを押して、[CREATE VOLUME MENU]画面に戻ります。
次の手順に進みます。
-
設定が完了したら、[Create Volume]を選択し、[Enter]キーを押します。
-
[WARNING:ALL DATA ON SELECTED DISKS WILL BE LOST.]と表示されるので、[Y]キーを押します。
-
[MAIN MENU]で[Exit]を選択し、[Enter]キーを押します。
-
[Are you sure you want to exit ?]と表示されるので、[Y]キーを押します。
-
[RAID 設定]画面が終了し、PCが再起動するので、「VAIO」ロゴが表示された直後にキーボードの[F2]キーを連続して押し、[BIOSセットアップメニュー]を起動します。
-
キーボードの[→]キーで[Advanced]タブを選択し、[RAID Configuration]を選択して、[Enter]キーを押します。
-
[Hide]を選択し、[Enter]キーを押します。
-
キーボードの[→]キーで[Exit]タブを選択し、[Exit Setup]、または[Save Changes and Exit]を選択して、[Enter]キーを押します。
-
[Save Configuration Changes and exit now ?]、または[The system saves the changes and restarts?]と表示されるので、手順1.で作成したリカバリーメディアをドライブに挿入し、[Yes]を選択して[Enter]キーを押します。
- ※[Exit Setup ?]と表示された場合は、[Ok]を選択し、[Enter]キーを押します。
-
[BIOSセットアップメニュー]画面が終了し、PCが再起動します。
-
[システム回復オプション]画面が表示されるので、リカバリーを行います。
▼関連Q&A:
[VAIO_PC] リカバリ ディスクを使用してリカバリ (再セットアップ・初期化) する方法 (2007 年 1 月 - 2007 年 8 月発売モデル)
[VAIO リカバリセンター Ver.1.1 - Ver.1.3] リカバリ ディスクを使用してリカバリ (再セットアップ・初期化) する方法
[VAIOリカバリーセンター Ver.1.4-Ver.1.8] リカバリーメディア(リカバリーディスク)を使用してリカバリー(再セットアップ・初期化)する方法
参考情報
-
Port2、およびPort3に接続したハードディスクにRAID構成を設定する場合は、下記の関連Q&Aをご参照ください。
-
2010年3月以降に発売されたモデルは、SSDのRAID構成を「RAID 0」以外に設定できません。