[VAIO Care Ver.6.*] ハードウェアを診断する方法
[VAIO Care Ver.6.*]
ハードウェアを診断する方法
- 「VAIO Care」を使用して、ハードウェアを診断する方法について教えてください。
- ハードウェアを診断する際の注意事項を教えてください。
PCのトラブルを未然に防ぐため、注意事項をご確認の上、定期的に診断をお試しください
対象製品
アプリケーションソフトウェア
VAIO Care Ver.6.*
説明
PCに発生する不具合には、ハードウェアが故障している場合と、ソフトウェアやPCの設定などが原因となっている場合とがあります。
「VAIO Care」のハードウェア診断機能を使用して、VAIOに不具合が発生した際に、ハードウェアに故障があるかどうかを診断できます。
内容
操作方法
診断を行う際の注意事項
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通常起動(Normalモード)で実行します。
セーフモード(Safeモード)で診断を行うと、正しい結果を得られません。 -
常駐しているプログラムで終了可能なものは、すべて終了してから診断を行います。 システムを常時監視しているソフトウェア(ウイルス除去ソフトウェアなど)や、ソフトウェアが常駐している環境では、正しい診断結果が得られない、実行にかかる時間が非常に遅くなる、途中で停止するなどの可能性があります。
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「VAIO Care」のハードウェア診断は、VAIO本体各部のハードウェアをテストするための機能です。 ネットワーク、USBなどの一部の項目を除き、周辺機器を診断したり、周辺機器が接続された状態を診断する機能はありません。
ハードウェアを診断する方法
- 以下は、「VAIO Care Ver.6.1」の画像を使用しています。
ご使用のモデルやソフトウェアのバージョンにより、表示される画面が異なる場合があります。
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[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]-[VAIO Care]をクリックします。
- VAIO本体に[ASSIST]ボタンがある場合は、[ASSIST]ボタンを押して「VAIO Care」を起動することもできます。
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[VAIO Care]画面が表示されるので、[診断]をクリックし、[ハードウェア]をクリックします。
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画面右側に表示された項目から、診断したい項目をクリックします。
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手順3で選択した項目の診断が始まります。
表示される画面にそって操作を行います。- 上記はCPUテストの場合の画面です。
診断できる項目
「VAIO Care」の[診断]-[ハードウェア]をクリックすると、以下の項目について個別に診断ができます。
- 診断できる項目は、お使いのVAIOや「VAIO Care」のバージョンによって異なります。
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CPU
CPUの診断では、PCのCPUの状態をテストします。
CPUは、ソフトウェアにアクセスするときのOSのスピードを制御します。 -
メモリー
メモリーの診断では、「Windowsメモリ診断ツール」でPCのメモリーを診断します。
テストが終了すると、PCが自動的に再起動します。 -
ハードディスク
ハードディスクの診断では、診断したいドライブを選んで[OK]をクリックします。
[VAIO Care]設定画面から[設定]で上級者向けのオプションを選ぶこともできます。- ご注意
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- 搭載されているハードディスクの容量によって、診断にかかる時間が変わります。目安は100GBで1時間です。
- 暗号化されたハードディスクは診断できません。
- SSD搭載モデルの場合は、[ハードディスク]の項目が表示されないことがあります。
「VAIO Care」ではOSから取得した情報をもとに診断項目を表示しているため、同じモデルでも表示が異なる場合があります。
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ビデオ
ビデオの診断では、PCのビデオカード(ディスプレイアダプター)とビデオドライバーのパフォーマンスを診断します。
ビデオカードとビデオドライバーは、液晶ディスプレイに画像などを表示する際に使用されます。- ご注意
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ビデオの診断を始めると、液晶ディスプレイでは色とパターンが次々に表示されます。
パターンは高速で点滅する場合がありますので、近くで液晶ディスプレイを見ないようにご注意ください。
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CDドライブ
CDドライブの診断では、CDドライブのパフォーマンスをテストします。
データを記録しているCDメディアをドライブに入れてください。 -
DVDドライブ
DVDドライブの診断では、DVDドライブのパフォーマンスをテストします。
データを記録しているDVDメディアをドライブに入れてください。 -
ソニーメモリースティックコントローラー
ソニーメモリースティックコントローラーの診断では、メモリースティックスロットと、関連するソフトウェア(ドライバー)のパフォーマンスをテストします。
このテストでは、メディア自体のチェックは行いません。 -
USB
USBの診断では、PCのUSBポートの動作を診断します。
USBの診断は、USBのインターフェイスとドライバーの診断のみで、取り付けられたUSB機器の診断は行いません。- ご注意
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USB接続のキーボード、マウスが付属しているモデルの場合は、接続しているままの状態で診断を行います。
上記以外のUSB機器を接続している場合は、取りはずしてから診断を行います。
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バッテリー
バッテリー診断では、PCのバッテリーの充電能力を計測します。
バッテリーの状態として、[良好]、[正常]、[注意]、[警告]のいずれかがバッテリー診断の画面に表示されます。
バッテリーの状態が[注意]、または[警告]の場合には、できるだけ早くバッテリーを交換してください。 -
LAN
ローカルエリアネットワーク(LAN)の診断では、有線でのインターネット接続の設定だけをチェックします。
無線LAN(ワイヤレスLAN)のネットワーク機器の診断は行いません。 -
ファン
ファンの診断では、PCのファンの動作をチェックします。
ファンは過熱による故障を防ぐため、PCを冷却するのに使われています。 -
ブルーレイディスクドライブ
ブルーレイディスクドライブの診断では、ブルーレイディスクドライブのパフォーマンスをテストします。
データを記録しているブルーレイディスクをドライブに入れてください。
参考情報
「VAIO Care」の設定画面で[上級者向けの診断項目を表示する]にチェックがついている場合は、[診断]に[ソフトウェア]という項目も表示されます。
[ソフトウェア]からは、「VAIOスタートアップ設定ツール」、または「VAIO One Touch Startup Tool」を起動できます(VPCM12シリーズを除く)。
- 上記の画像は一例です。
「VAIOスタートアップ設定ツール」、および「VAIO One Touch Startup Tool」は、VAIOにインストールされているソフトウェアの常駐を一時的に解除し、お買い上げ時の状態に戻したり、各ソフトウェアの常駐を個別に解除することができます。
2010年9月以降に発売されたモデル(VPCEE4シリーズを除く)には、「VAIOスタートアップ設定ツール」がインストールされています。
上記以外のモデルは「VAIO One Touch Startup Tool」がインストールされています。
「VAIOスタートアップ設定ツール」、「VAIO One Touch Startup Tool」の操作方法については、下記の関連Q&Aをご参照ください。
▼関連Q&A:
[VAIO One Touch Startup Tool] スタートアップの設定を簡単に工場出荷時の状態へ戻す方法
[VAIOスタートアップ設定ツール] スタートアップの設定を簡単に工場出荷時の状態へ戻す方法