F値(絞り値)とはなんですか(α:アルファ)
F値(絞り値)とは
F値(絞り値)とは、レンズの明るさを表す値で、レンズの焦点距離をレンズの有効口径で割った値です。
F値(絞り値)が小さいほど背景などのボケを大きくできます。また、開放絞り値の小さいレンズほど大きなボケを作り出すことができます。
ボケの大きさをコントロールするには、F値以外にもいくつかの要素が必要です。詳しくは以下のページをご覧ください。
開放絞りとは
絞りを最大に開けた値です。F値としては一番小さな数値になります。開放絞り値はレンズによって異なります。
レンズの名称で示されているF値は、開放絞り値(最少のF値)です。この数値が小さいほど明るいレンズといえます。
例えば、SEL50F18(E 50mm F1.8 OSS)の開放絞り値は1.8です。
レンズの名称から、F値以外にも焦点距離や特徴について知ることができます。詳しくは、以下のページをご覧ください。
開放絞り値が小さいレンズは、光を多く取り込むことができるため、暗いところでもより速いシャッター速度で撮影でき、手ブレを防げるなどのメリットがあります。またより大きなぼけ像が得られます。
ズームレンズは、開放絞り値が一定のレンズと、ズームに応じて変化するレンズがあります。ズームに応じて開放絞り値が変化するレンズの場合、望遠側で開放絞り値が大きくなり、暗くなります。
ズームレンズのF値について詳しくは、以下のページをご覧ください。
最小絞りとは
絞りを一番絞った値です。F値としては「F22」や「F25」など、一番大きな数値になります。最小絞り値はレンズによって異なります。
最小絞りは、レンズ名称からは判断できませんが、レンズの取扱説明書や製品情報ページの仕様表で確認できます。
F値(絞り値)の変更方法
撮影モードをA(絞り優先)、P(プログラムオート)、M(マニュアル露出)にします。
コントロールホイールやコントロールダイヤルでF値(絞り値)を変更します。
以下の動画で、操作方法の一例を確認できます。この動画はZV-E10を使って説明しています。お使いのカメラのヘルプガイドも併せてご覧ください。
レンズに絞りリングがある場合、レンズ側でF値(絞り値)の調節ができます。詳しくは以下のページをご覧ください。
絞りリングとCLICK ON/OFFの使いかた