[VAIO Care Ver.8.*] ハードウェアを診断する方法
[VAIO Care Ver.8.*]
ハードウェアを診断する方法
- 「VAIO Care」を使用して、ハードウェアを診断する方法について教えてください。
- ハードウェアを診断する際の注意事項を教えてください。
使用方法を誤ると、正しくない結果が検出される可能性があります。診断を行う前に、以下の注意事項をご確認の上、診断を行ってください
対象製品
- アプリケーションソフトウェア
- VAIO Care Ver.8.*(デスクトップ版)
説明
PCに発生する不具合には、ハードウェアが故障している場合と、アプリやPCの設定などが原因となっている場合があります。
「VAIO Care」のハードウェア診断機能を使用して、VAIOに不具合が発生した際に、ハードウェアに故障があるかどうかを診断できます。
- 画像は一例です。
内容
事前確認
「VAIOハードウェア診断ツール」のバージョンにより、診断機能が異なることがあります。
バージョンの確認方法については、下記をご参照ください。
-
64ビットOSの場合
C:\Program□Files□(x86)\Sony\VAIO□Recovery\plugins\vhdversion.txt- 上記の□は半角スペースです。
-
32ビットOSの場合
C:\Program□Files\Sony\VAIO□Recovery\plugins\vhdversion.txt- 上記の□は半角スペースです。
操作方法
診断を行う際の注意事項
「VAIO Care」は、最新のバージョンにアップデートしてご使用ください。
通常起動で実行してください。
セーフモードで診断を行うと、正しい結果を得られません。常駐しているプログラムで終了可能なものは、すべて終了してから診断を行います。
システムを常時監視しているアプリ(ウイルス除去アプリなど)や、アプリが常駐している環境では、正しい診断結果が得られない、実行にかかる時間が非常に遅くなる、途中で停止するなどの可能性があります。「VAIO Care」のハードウェア診断は、VAIO本体各部のハードウェアをテストするための機能です。
ネットワーク、USBなどの一部の項目を除き、周辺機器を診断したり、周辺機器が接続された状態を診断する機能はありません。
ハードウェアを診断する方法
- ご使用のモデルにより表示される画面が異なる場合があります。
Windowsが起動した状態で、本体の[ASSIST]ボタンを押します。
- 参考
-
アプリ一覧からも「VAIO Care(Desktop)」を起動できます。
- デスクトップ版の「VAIO Care」は、[アプリ]画面に表示されています。
[VAIO Care]画面が表示されるので、[その他の機能]を選択し、[診断]を選択します。
診断できる項目の一覧が表示されるので、診断したい項目を選択します。
手順3.で選択した項目の診断が始まるので、表示される画面に沿って操作を行います。
- 上記はCPUテストの場合の画面です。
診断できる項目
「VAIO Care」の[その他の機能]-[診断]を選択すると、以下の項目について個別に診断ができます。
高度な診断をする場合は、[VAIO Care の設定]画面で設定を変更する必要があります。
操作手順については、参考情報をご参照ください。
- 診断できる項目は、ご使用のモデルにより異なります。
ネットワークとワイヤレス
インターネットへの接続を自動的に診断し、修復します。
CPU
CPUの状態(パフォーマンスなど)を診断します。
メモリー
「Windows メモリ診断ツール」でメモリーにエラーがあるかを診断します。
すぐに再起動して問題を診断するか、次回PCを起動する際に診断するかを選べます。- ご注意
-
- すぐに再起動して診断を行う場合は、必ず作業中のファイルを保存し、起動中のプログラムをすべて終了してください。
- メモリーの診断は、止まっているように見えても続いています。診断が終わるまで、PCを使い始めないでください。
- PCを再起動して診断が始まってから数分かかる場合があります。メモリーの診断が終わると、PCは自動的に再起動します。
ハードディスク
ハードディスクのパフォーマンスを評価します。
診断したいドライブを選んで[OK]を選択します。- ご注意
-
- 上級者向けの高度な診断を表示している場合は、この項目は表示されません。
- 搭載されているハードディスクのサイズによって、診断にかかる時間が変わります。目安は100GBで1時間です。
- 暗号化されたハードディスクは診断できません。
ディスプレイ
PCのビデオカード(ディスプレイアダプター)とビデオドライバーのパフォーマンスを診断します。
ビデオカードとビデオドライバーは、液晶ディスプレイに画像などを表示する際に使用されます。- ご注意
-
ビデオの診断を始めると、液晶ディスプレイでは色とパターンが次々に表示されます。
パターンは高速で点滅する場合がありますので、近くで液晶ディスプレイを見ないようにご注意ください。
CDドライブ
CDドライブのパフォーマンスを分析します。
データを記録しているCDメディアをドライブに入れてください。- 「VAIOハードウェア診断ツール Ver.4.4」以降をご使用の場合は、音楽CDでの診断が可能です。
DVDドライブ
DVDドライブのパフォーマンスを分析します。
データを記録しているDVDメディアをドライブに入れてください。- 「VAIOハードウェア診断ツール Ver.4.4」以降をご使用の場合は、DVDビデオでの診断が可能です。
なお、ブルーレイレコーダーやDVDレコーダーで作成したDVDビデオは、ファイナライズ処理されている場合のみ診断できます。
- 「VAIOハードウェア診断ツール Ver.4.4」以降をご使用の場合は、DVDビデオでの診断が可能です。
メモリースティックコントローラー
メモリースティックスロットとドライバーが正常に動作するかを診断します。
メモリースティックをメモリースティックスロットに入れてください。
この診断では、メディア自体のチェックは行いません。SDスロットコントローラー
SDメモリーカードスロットとドライバーが正常に動作するかを診断します。
- ご注意
-
[SDスロットコントローラー]項目は「VAIOハードウェア診断ツール Ver.4.4」以降から表示されます。
また、診断に使用するSDカードには、1KB以上の空き領域が必要です。
USB
USBポートの動作を診断します。
USBの診断は、USBのインターフェイスとドライバーの診断のみで、取り付けられたUSB機器の診断は行いません。- ご注意
-
USB接続のキーボード、マウスが付属しているモデルの場合は、接続しているままの状態で診断を行います。
上記以外のUSB機器を接続している場合は、取りはずしてから診断を行います。
-
ネットワークアダプターの機能を診断します。
この診断では、インターネットの接続テストは行いません。 バッテリー
バッテリーの充電の能力を計測します。
バッテリーの状態として、バッテリーの状態として、[良好]、[正常]、[注意]、[警告]のいずれかがバッテリー診断の画面に表示されます。
バッテリーの状態が[注意]、または[警告]の場合には、できるだけ早くバッテリーを交換してください。ブルーレイドライブ
ブルーレイディスクドライブのパフォーマンスを分析します。
データを記録しているブルーレイディスクをドライブに入れてください。
また、下記の条件を満たしている場合は、BDXLメディアでの診断が行えます。- 「VAIOハードウェア診断ツール Ver.4.4」以降がインストールされている
- BDXL対応のブルーレイディスクドライブを搭載している
メディアチェック
CD/DVD/BDドライブに入っているメディアの種類を調べます。
種類を調べたいメディアをドライブに入れてください。
また、下記の条件を満たしている場合は、BDXLメディアの種類を調べられます。- 「VAIOハードウェア診断ツール Ver.4.4」以降がインストールされている
- BDXL対応のブルーレイディスクドライブを搭載している
ハードディスク(簡易診断)
- 高度な診断
- ご注意
-
- RAIDやSSDは診断できません。
- 「VAIO Care Ver.8.1」以降で表示されます。
外部スキャン、内部スキャン、ランダム読み出しのテストを行います。
ハードディスクのサイズや保存しているデータ量、テストで確認する問題の数や複雑さにもよりますが、このテストには1分から5分かかります。
進行状況は、[VAIO Care]画面の右下に表示されます。ハードディスク(詳細診断)
- 高度な診断
- ご注意
-
- RAIDやSSDは診断できません。
- 「VAIO Care Ver.8.1」以降で表示されます。
この診断では、ハードディスクの各領域を読み出すテストを行います。
ハードディスクのサイズや保存しているデータ量、テストで確認する問題の数や複雑さにもよりますが、このテストには4時間以上かかる場合があります。
進行状況は、[VAIO Care]画面の右下に表示されます。-
- 高度な診断
CD/DVD/BDドライブに使用されているレーザー、モーター、およびチップをチェックします。
冷却ファン
- 高度な診断
冷却ファンのパフォーマンスを診断します。
加熱による故障を防ぐために、冷却ファンでPCを冷却しています。
参考情報
高度な診断をする場合は、上級者向けの機能を表示する必要があります。
操作手順については、下記をご参照ください。
[VAIO Care]画面の右上にあるを選択します。
[VAIO Care の設定]画面が表示されるので、[高度な設定]を選択し、[上級者向けの診断ツールとリカバリーツールを表示する]にチェックをつけます。
[OK]ボタンを選択し、[VAIO Care の設定]画面を閉じます。
[診断]画面と[復元とリカバリー]画面に、上級者向けの機能が表示されます。
[診断]画面
[高度な診断]が表示され、より詳細な診断ができます。[復元とリカバリー]画面
[スタートアップ]が表示され、[BIOS 設定]と[VAIO スタートアップ設定ツール]が使用できます。[BIOS 設定]
PCを再起動して、BIOSセットアップメニューを表示します。[VAIO スタートアップ設定ツール]
追加したアプリの常駐を一時的に解除し、お買い上げ時の状態に戻したり、各アプリの常駐を個別に解除することができます。
操作方法については、下記の関連Q&Aをご参照ください。