ARC(eARC)とは?
「ARC」(エー・アール・シー)とは、オーディオ・リターン・チャンネル (Audio Return Channel) の略です。
ARC に対応している機器同士であれば、HDMI ケーブル 1 本でつなぐだけで、双方のデジタル音声を楽しむことができます。
また、近年では、「eARC」(イー・エー・アール・シー)という機能を搭載したモデルも出てきています。
eARCは、従来からあるARCの拡張版で、エンハンスド・オーディオ・リターン・チャンネル(Enhanced Audio Return Channel)の略です。
HDMIケーブル内のイーサネット・チャネルおよびARC機能に使用されていた2つのピンを使用し、従来のARCでは伝送できなかった、非圧縮の5.1ch / 7.1chや、HDオーディオ(Dolby Atmos®、Dolby TrueHD、DTS:X™、DTS-HDなど)もテレビ経由で伝送できる機能となります。
eARC接続には、イーサネット対応のHDMIケーブルが必要です。
ARC (eARC)に対応していないテレビを接続する場合のイメージ例
ARC に対応している場合
ARC対応のテレビと、ARC対応のアンプやシアタースタンドシステムであれば、 HDMIケーブル 1本を接続するだけで、テレビのデジタル放送の音声をアンプやシアタースタンドシステムで楽しむことができます。
※ お店でお求めの場合、ソニー製のHDMIケーブル をご指名ください。
なお、レコーダー等、再生機器の音声をオーディオ機器から出音する場合、 再生機器からの音声信号にテレビが対応していないと、テレビ経由での接続では、 高品質の音声を楽しめない場合があります。
例:
テレビのHDMI/ARC端子がDolby TrueHD 非対応のため、再生機器からの Dolby TrueHD 音声を、Dolby TrueHD-Atmosでオーディオから音声を出せない/リニアPCM 2chになる など。
上記の場合・・・
HDMIや光デジタル(OPTICAL)など、接続できる端子があり、再生機器からの音声信号にオーディオ機器が対応している場合は、テレビを経由せず、再生機器とオーディオ機器を直接接続します。
eARC対応のテレビとオーディオ機器の場合:
テレビを経由しても、高品質の音声を楽しむことが可能になります。
例:
テレビのHDMI/eARC端子がDolby TrueHDに対応しているため、テレビを経由しても Dolby TrueHD 5.1chでオーディオ機器から音声を出すことができます。
「eARCモード」対応ブラビア(2023年4月現在):
A80L/X95L/X90L/X85L/X80L/X75WL シリーズ
A95K/A90K/A80K/X95K/X90K/X85K/X80K/X80WK シリーズ
A90J/A80J/X95J/X90J/X85J/X80J シリーズ
A9S、Z9H、A8H/X9500H/X8550H/X8500Hシリーズ
A9G/X9500G/X8550G/X8500G シリーズ
A9F/Z9F シリーズ
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「eARCモード」は、eARC対応のオーディオ機器がテレビに接続されていて、テレビの[設定]-[画面と音声]-[音声出力]-[eARCモード]-[オート]、または[設定]-[音質・音声設定]-[eARCモード]-[オート]、[スピーカー出力]が[オーディオシステム]に設定されているときに有効になります。
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ブラビアがeARCモードでパススルーできる音声信号については、ヘルプガイドをご覧ください。
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HT-X9000F/Z9F/ST5000など、ソフトウェアアップデートによってeARC対応となるオーディオ機器もあります。
詳しくはオーディオ機器のサポートページや取扱説明書等をご覧ください。
関連ページ
Android TV / Google TV ブラビア ヘルプガイド
(他機器をつなぐ>オーディオシステム>eARCでパススルーできる音声フォーマット)
テレビ、AVアンプ・シアタースタンドシステムなどが ARC または eARC に対応しているかは、各機器の取扱説明書などをご確認ください。
HDMI端子が複数あるテレビでは、すべてのHDMI端子がARC/eARCに対応していない場合があります。
ARC/eARCに対応している端子と、AVアンプ・シアタースタンドシステムなどを接続してください。