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    Master Cut (Beta)

    クリップ補正

    編集画面の編集エリアにあるクリップを補正します。
    補正するクリップを選択し、編集エリア上部の補正ボタンを選択します。

    編集エリア上部の[ 複数選択]を選択すると、クリップ上にチェックボックスが表示され複数のクリップをまとめて補正することができます。
    編集エリアにあるクリップがすべて選択されている編集画面。編集エリア上部の補正ボタン4つがハイライトされている。

    補正ボタンは以下の4種類あります。

    • 手ブレ補正]:対応カメラで撮影した時のメタデータを使って手ブレ補正を行います。
      • 手ブレ補正を利用するためのカメラの設定については、カメラのヘルプガイドと合わせて以下のページをご確認ください。
        Master Cut (Beta)機能互換情報 - 手ブレ補正
      • 手ブレ補正の情報が含まれていないクリップは補正できません。
      • 補正を行う前にクリップの再生範囲(イン/アウト)を指定しておくと、より精度が上がり処理時間も短くなります。
    • レンズブリージング補正]:フォーカスの距離によって変化する画角や焦点距離を、メタデータを使って一定の画角や焦点距離になるよう補正します。手動調整はできません。
      • レンズブリージング補正に対応しているカメラやレンズ、利用するためのカメラの設定については、カメラのヘルプガイドと合わせて以下のページをご確認ください。
        Master Cut (Beta)機能互換情報 - レンズブリージング補正
      • レンズブリージング補正の情報が含まれていないクリップは補正できません。
      • レンズブリージング補正後、 プレビューの[イン/アウト変更]を選択すると、クリップの再生範囲(イン/アウト)を変更することができます。
        この場合、レンズブリージング補正は解除され補正前のクリップに戻ります。 クリップの再生範囲(イン/アウト)指定
    • 色補正]:参照フレーム(クリップの中の基準となる1コマ)を指定し、対象フレームの⾊合いが最適となるようにクリップ全体を補正します。
      • 色空間がRec.709以外のクリップは色補正できません。
      • 色補正をする場合、ご利用のモニタやOSなどの環境によって色の見え方が変わることがあります。
    • 音補正]:人の声のみを判別して音量を最適化したり、音楽、風音、その他の環境音を自動で調整し、話している声を聞こえやすくします。
      • 音声、音楽、風音に分離されなかったノイズはその他となります。
      • 会話の音声と背景の音楽や環境音が同等の音量で聴こえる場合、音源分離の精度が低下する場合があります。会話の音声がその他の音源より大きく収音されるように撮影をすると、音声のみを分離しやすくなります。
      • 補正実行時にチェックがはずれている項目はオリジナルの音量になります。

    補正をクリア​]を選択すると、補正前のクリップに戻ります。

    ⾊補正の参照フレーム設定

    • 色補正]を選択すると、参照フレーム設定のダイアログが表示されます。
    • クリップを複数選択している場合は、1つクリップを選択し、プレビューで確認しながらシークバーの下にある (参照フレーム位置指定)をドラッグして参照フレームの位置を指定します。
    • プレビューで再生しながら[現在の再⽣位置を参照フレームに設定する]を選択すると、参照フレームを再生位置に合わせることができます。
    • キーボードショートカットでプレビューを操作することもできます。 キーボードショートカット一覧
    編集エリアで複数のクリップを選択して、色補正を選択したときに表示される参照フレーム設定ダイアログ。左側にプレビュー、右側に選択したクリップが表示されている。

    クリップ補正を手動調整する

    補正処理を行った後にクリップ編集エリアで個別クリップの手動調整ができます。

    • 複数のクリップを選択している場合は、手動調整はできません。

    手ブレ補正の手動調整

    • 手ブレ補正の処理が終わると、画像のトリミング比は自動でおすすめの設定値になり、設定値を調整することができます。
      トリミング比を小さくすると、手ブレ補正がより強くかかりますが、画像の周囲がより多く切り取られます。出力時はそれによる切り出し拡大処理で画質が低下します。
    • トリミング比のスライダーに おすすめ設定値のマークが表示されます。
      おすすめマークを参考に (下げる)/ (上げる)を選択、または、スライダーの (設定値)をドラッグして指定します。
      スライダーの設定値をドラッグすると、プレビューに表示される切り取り範囲を示す枠が変化します。この表示枠は目安であり、実際に切り取る範囲と一致しない場合があります。また、枠表示中に表示されるプレビューは手ブレ補正がかかっていない動画になります。レンズブリージング補正がかかっている場合、レンズブリージング補正で切り取られる分も考慮された大きさの枠が表示されます。
    • [おすすめ]を選択すると、変更したトリミング比がおすすめの設定値に戻ります。
    手ブレ補正後のプレビューとクリップ編集エリア。クリップ編集エリアには手ブレ補正の調整項目が表示されている。
    • 最新のプレビューを確認したい場合は、[プレビュー更新]を選択します。
    • トリミング比の変更をプレビューに反映後[変更を取り消す]を選択すると、プレビューおよびトリミング比の設定値が戻ります。
    • プレビューの[イン/アウト変更]を選択すると、手ブレ補正後にクリップの再生範囲(イン/アウト)を変更することができます。
      この場合、手ブレ補正は解除され補正前のクリップに戻ります。
      クリップの再生範囲(イン/アウト)指定

    色補正の手動調整

    • 色補正の処理が終わると、実行した色補正は自動でおすすめの設定値になり、リフト、ガンマ、ゲインそれぞれの設定値を調整することができます。
      RGBの値は、各カラーホイールの中央の円を動かして、座標の位置によって指定します。Shiftキーを押しながら中央の円を動かすと、大きく動きます。ダブルクリックするとリセットします。
      Yの値は、各カラーホイールの左側のハンドルを弧に沿って上下に動かして指定します。Shiftキーを押しながら左側のハンドルを動かすと、大きく動きます。ダブルクリックするとリセットします。
      各値は、数値を入力して指定することもできます。
    • [参照フレームの変更]を選択すると、別のフレームを使って色補正をかけなおすことができます。
    • [おすすめ]を選択すると、変更した設定がおすすめの設定値に戻ります。
    • [リセット]を選択すると、カラーホイールの中央の円は中心に戻ります。補正したクリップはオリジナルの色空間に戻ります。
    色補正後のプレビューとクリップ編集エリア。クリップ編集エリアにはリフト、ガンマ、ゲインの調整項目が表示されている。

    音の手動調整

    • 音補正を実行すると、音声の解析が行われ、 音声、環境音(音楽、風音、その他)に分離されます。
      音声の補正処理が終わると、実行した音補正は自動でおすすめの設定値になり、音声、環境音(音楽、風音、その他)それぞれの設定値を調整することができます。
    • 音声、環境音(音楽、風音、その他)の各スライダーに おすすめ設定値のマークが表示されます。
      おすすめマークを参考に (下げる)/ (上げる)を選択、または、スライダーの (設定値)をドラッグして指定します。
    • [おすすめ]を選択すると、変更した音量がおすすめの設定値に戻ります。
    • [オリジナル]を選択、または設定値を 0.0dB にすると、選択・設定した音はオリジナルの音量になります。
    • 2023/10/24のサービスアップデートより前に音補正を行ったクリップを選択した場合は[音楽]は表示されません。2023/10/24のサービスアップデート以降で音補正を実行すると[音楽]が表示されます。
    音補正後のプレビューとクリップ編集エリア。クリップ編集エリアには4つの音の調整項目が表示されている。
    • 調整したクリップの効果はプレビューで確認ができます。