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ズームの種類や違いについて
光学ズームやデジタルズームなど、ズームするにはいくつかの方法があります。その種類や違いについて解説します。
搭載している機能やメニューの名称、制限事項はカメラによって異なる場合があります。お使いのカメラのヘルプガイド「本機で使用できるズームの種類」もあわせてご覧ください。
カメラ側のズーム設定メニューは3種類
カメラ側でズーム範囲を設定するメニューは[光学ズームのみ]、[超解像ズーム/全画素超解像ズーム]、[デジタルズーム]の3種類あります。
画質優先でズームする場合は[ズーム範囲]を[光学ズームのみ]に設定します。この設定で[スマートズーム]もできます。
倍率優先でズームする場合は、デジタルズームを使うと画質は劣化しますが大きく拡大して撮影できます。デジタルズームには[超解像ズーム/全画素超解像ズーム]と[デジタルズーム]があります。
光学ズーム
光学ズームは、ズームレンズのレンズを前後させて焦点距離を調整することで光学的に倍率を変更します。倍率を変更しても画質はきれいなままです。
レンズによってはズーム位置を変更すると開放F値が変わります。ズームレンズについて詳しくは以下のページをご覧ください。
ズームレンズと単焦点レンズ
スマートズーム
画像を部分的に切り出して、画質を劣化させずに拡大します。
静止画撮影で[ファイル形式]が[JPEG]かつ[JPEG画像サイズ]/[HEIF画像サイズ]がMまたはSのときのみ使用できます。
使いかた
MENUから[ズーム]を選んで、コントロールホイールの右、左で倍率を選びます。パワーズームレンズ装着時は、ズームレバーまたはズームリングで拡大します。光学ズームの倍率を超えると、そのままの操作で光学ズーム以外のズームに移行します。
ご注意
- お買い上げ時の設定では、[JPEG画像サイズ]/[HEIF画像サイズ]は[L]に設定されています。
- 動画撮影中は、スマートズームは使用できません。
- [フォーカスエリア]の設定は無効になり、フォーカス枠は点線で表示されます。中央付近を優先したAF動作になります。
- [測光モード]は[マルチ]になります。
- AF時の顔/瞳優先、被写体認識AF、マルチ測光時顔優先、トラッキング機能は使えません。
超解像ズーム/全画素超解像ズーム、デジタルズーム
画像処理によるズーム機能です。
- 超解像ズーム/全画素超解像ズーム
画質劣化の少ない画像処理により、解像感を保ったまま2倍までズームアップする機能です。[ズーム範囲]/[ズーム設定]を[超解像ズーム]/[全画素超解像ズーム]または[デジタルズーム]にすると使用できます。 - デジタルズーム
画像処理により拡大するため画質は劣化します。[ズーム範囲]/[ズーム設定]を[デジタルズーム]にすると使用できます。
画質劣化が少ない範囲で使用したいときは[超解像ズーム]/[全画素超解像ズーム]を選んでください。ズーム範囲はアイコンで確認できます。
使いかた
MENUから[ズーム]を選び、コントロールホイールの右、左で倍率を選んで使用します。
パワーズームレンズ装着時は、ズームレバーまたはズームリングで拡大します。光学ズームの倍率を超えると、そのままの操作で光学ズーム以外のズームに移行します。
超解像ズーム/全画素超解像ズームの使いかたについてさらに詳しくは以下のページをご覧ください。
超解像ズーム/全画素超解像ズームの使いかた
ご注意
- お買い上げ時の設定では、[ズーム範囲]/[ズーム設定]は[光学ズームのみ]に設定されています。
- 以下の場合、超解像ズーム/全画素超解像ズームは使えません。
- 静止画撮影時:[ファイル形式]が[RAW]または[RAW+JPEG]/[RAW+HEIF]
- 動画撮影時:[記録フレームレート]または[記録設定]が[120p]
- スロー&クイックモーション撮影時:[フレームレート]が[240fps]または[120fps]
- [フォーカスエリア]の設定は無効になり、フォーカス枠は点線で表示されます。中央付近を優先したAF動作になります。
- [測光モード]は[マルチ]になります。
- AF時の顔/瞳優先、被写体認識AF、マルチ測光時顔優先、トラッキング機能は使えません。