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    超解像ズーム/全画素超解像ズームの使いかた

    超解像ズーム/全画素超解像ズームば画質劣化の少ない画像処理により、解像感を保ったまま2倍までズームアップする機能です。この機能を使えば単焦点レンズでもズームができるようになります。搭載している機能やメニューの名称、制限事項はカメラによって異なる場合があります。お使いのカメラのヘルプガイドもあわせてご覧ください。

    使用例

    月を撮影した作例を見てみましょう。
    ILCE-7M4にSEL70300Gを装着して300mmで撮影しました。超解像ズームで2倍にして撮影すると、600mm相当の望遠になります。さらにデジタルズームで撮影すると画質は劣化しますが4倍までズームできます。1200mm相当の望遠になり、画面いっぱいの月が撮れます。

    ズームの違いについて詳しくは以下のページをご覧ください。
    ズームの種類や違いについて

    使いかた

    設定方法

    設定方法の例

    1. MENU→ (撮影)→ [ズーム]→[ズーム範囲]を[超解像ズーム]または[デジタルズーム]にする。
      お買い上げ時の設定では、[ズーム範囲]は[光学ズームのみ]に設定されています。
    2. MENU→(撮影)→ [ズーム]→[ズーム]にする。
    3. コントロールホイールの右、左でズーム倍率を選び、コントロールホイールの中央で決定する。
    4. ピントを合わせて撮影する
      光学ズーム以外のズーム使用時は、[フォーカスエリア]の設定は無効になり、フォーカス枠は点線で表示されます。中央付近を優先したAF動作になります。超解像ズーム範囲やデジタルズーム範囲はアイコンと倍率で表示されます。

    カスタムキーに設定する

    設定方法の例
    MENU→(セットアップ)→[操作カスタマイズ]→[静止画カスタムキー/ダイヤル設定]または[動画カスタムキー/ダイヤル設定]で希望のキーに[ズーム操作(W側)]、[ズーム操作(T側)]を割り当てると、そのキーを押すことでズームイン、ズームアウトができます。
    コントロールホイールの左右に割り当てると直感的にズーム操作ができるのでおすすめです。

    パワーズームレンズ装着時

    パワーズームレンズ装着時は、ズームレバーまたはズームリングでズームできます。光学ズームの倍率を超えると、そのままの操作で光学ズーム以外のズームに移行します。

    FE PZ 16-35mm F4 G(SELP1635G)の例

    SELP1635Gを横から撮影し、A~Cの位置を示す写真
    • Aズームリング
    • Bズームレバー
    • Cフォーカスリング

    パワーズームレンズ装着時にメニューからのズーム、またはカスタムキーに設定したズーム機能に対応していないカメラがあります。操作しようとすると「このレンズでは無効です」と表示されます。この場合はズームレバーまたはズームリングでズームしてください。

    パワーズームレンズについて詳しくは以下のページをご覧ください。

    パワーズームレンズを使ってみよう

    ご注意

    超解像ズーム/全画素超解像ズーム、デジタルズームと同時に使用できない機能や設定があります。搭載している機能や制限事項はカメラによって異なりますので、お使いのカメラのヘルプガイドもあわせてご覧ください。

    • 以下の場合、超解像ズーム/全画素超解像ズーム、デジタルズームは使えません。
      • 静止画撮影時:[ファイル形式]が[RAW]または[RAW+JPEG]/[RAW+HEIF]
      • 動画撮影時:[記録フレームレート]または[記録設定]が[120p]
      • スロー&クイックモーション撮影時:[フレームレート]が[240fps]または[120fps]
    • [測光モード]は[マルチ]になります。
    • 下記の機能は使用できません。
      • 被写体認識AF
      • AF時の顔/瞳優先
      • マルチ測光時の顔優先
      • トラッキング機能