タイムラプス動画を作成したい
一定間隔で撮影した静止画をつなぎあわせてつくった動画がタイムラプス動画です。空の色の変化、星や雲の動きなど、長時間の事象を短時間で表現できます。
安定して撮影できるように、三脚を用意します。三脚がなければしっかりしたテーブルなどにカメラを設置して、カメラが動かない状態で撮影します。
GP-VPT1を三脚にしてインターバル撮影をするイメージ
タイムラプス動画を作成する方法は大きくわけて3つあります。カメラに搭載されている機能、カメラが対応しているアプリによって、作成方法が異なります。
カメラでインターバル撮影して、パソコン用アプリでタイムラプス動画を作成する
インターバル撮影機能搭載のカメラでインターバル撮影し、パソコンに取り込み、パソコン用無料アプリImaging Edge Desktop (Viewer) またはPlayMemories Homeを使ってタイムラプス動画を作成します。
カメラによって、メニュー画面が異なる場合があります。お使いのカメラのヘルプガイドもあわせてご覧ください。
対応カメラ
ILCE-1 (*)、ILCE-9M2、ILCE-9 (Ver.6.00以降)、ILCE-7SM3 (*)、ILCE-7RM5 (*)、ILCE-7RM4、ILCE-7RM4A、ILCE-7RM3 (Ver.3.00以降)、ILCE-7RM3A、ILCE-7M4 (*) 、ILCE-7M3 (Ver.3.00以降)、ILCE-7C (*)、ILCE-6600、ILCE-6400、ILCE-6100
ZV-E1 (*)、ZV-E10 (*)、ZV-1、ZV-1F (*)
DSC-RX100M7、DSC-RX0M2
* PlayMemories Homeに対応していません。Imaging Edge Desktop (Viewer) で作成してください。
撮影の準備
撮影の設定
- 撮影モードはP/A/S/Mのいずれかに設定します。通常の静止画撮影時と同様に、ホワイトバランスなど、画質や色味などを設定します。
- 撮影後にタイムラプス動画を作成するので、動画の比率に合わせ、横縦比16:9で撮影するのがおすすめです。
MENU →(撮影設定1)→[静止画横縦比]→[16:9]
ZV-E10はMENU →(撮影設定1)→[
横縦比]→[16:9]
ILCE-7M4はMENU →(撮影)→[画質]→[アスペクト比]→[16:9]
ILCE-7RM5、ZV-E1、ZV-1FはMENU→(撮影)→[画質/記録]→[アスペクト比]→[16:9]
- インターバル撮影中(シャッターボタンを押してから撮影開始時間が経過するまでの間も含む)は、ピントは固定され、メニュー画面の操作はできません。シャッタースピードなど一部の設定は、機能が割り当てられたダイヤルやコントロールホイールを操作して設定することができます。
バッテリー
- 長時間撮影するときはバッテリー消耗に注意が必要です。バッテリーを満充電にしておくことと、予備のバッテリーがあれば準備します。
- モバイルバッテリーやACアダプターなど外部電源を使う場合も、バッテリーが装着されていないと給電はできません。また、ご使用の条件によっては、補助的にバッテリーの電源を使用する場合があります。
- ILCE-1、ILCE-7SM3、ILCE-7RM5、ILCE-7M4にはUSB端子が2つありますが、マルチ/マイクロUSB端子からはUSB給電できません。外部電源を使う場合はUSB Type-C端子をお使いください。
- 外部電源を使う場合は、給電中を示すコンセントのアイコンがバッテリーアイコンの横に表示されていることをご確認ください。ディスプレイ表示によっては一定時間経過後アイコンが非表示になります。DISPを押すと再表示されます。
メモリーカード
- メディアの残量によっては、設定した枚数を撮影できない場合があります。充分な空き容量のあるメモリーカードを用意してください。
RAW+JPEGでの撮影は、より多くのメディア容量を必要とします。撮影後の調整が必要ない場合はJPEGのみで撮影すると、多くの枚数が撮れます。
- メディアの残量によっては、設定した枚数を撮影できない場合があります。充分な空き容量のあるメモリーカードを用意してください。
カメラの温度上昇
- 撮影間隔が短い場合、カメラの温度が上昇しやすくなります。撮影環境によっては機器保護のため撮影を自動で停止し、設定された枚数が撮影されない場合があります。
- MENU→
(セットアップ)→[自動電源OFF温度]→[高]に設定すると、カメラの温度が高くなっても撮影することができます。
ILCE-1、ILCE-7SM3、ILCE-7RM5、ILCE-7M4、ZV-E1、ZV-1FはMENU→(セットアップ)→[電源オプション]→[自動電源OFF温度]です。
ZV-E10はMENU→(セットアップ)→[電源オプション]→[自動電源OFF温度]です。
[自動電源OFF温度]が[高]のときのご注意
手持ちで撮影せずに三脚などをご使用ください。手持ちで長時間ご使用になると低温やけどの原因となる可能性があります。
インターバル撮影方法
- カメラの電源を入れ、MENU→
(撮影設定1)→[
インターバル撮影機能]→[インターバル撮影]→[入]を選びます。
ILCE-1、ILCE-7SM3、ILCE-7RM5、ILCE-7M4、ZV-E1、ZV-1FはMENU→(撮影)→[ドライブモード]→[インターバル撮影機能]→[インターバル撮影]→[入]を選びます。
ZV-E10はMENU→(撮影設定1)→[
インターバル撮影機能]→[インターバル撮影]→[入]を選びます。
- 撮影間隔や回数などを設定します。
- 撮影開始時間:シャッターボタンを押してからインターバル撮影を開始するまでの時間を設定する。(1秒~99分59秒)
- 撮影間隔:インターバル撮影の撮影間隔(露光開始から次の撮影の露光開始までの時間)を設定する。(1秒~60秒)
- 撮影回数:インターバル撮影の撮影回数を設定する。(1回~9999回)
- AE追従感度:インターバル撮影中の明るさの変化に対する自動露出の追従感度を設定する。[低]に設定すると、インターバル撮影中の露出の変化がなめらかになります。([高]/[中]/[低])
- インターバル時シャッター方式またはインターバル時サイレント撮影:インターバル撮影中のシャッター方式を設定する。([メカシャッター]/[電子シャッター])または([入]/[切])
- 撮影間隔優先:露出モードが[プログラムオート]または[絞り優先]のときに、シャッタースピードが[撮影間隔]で設定した時間より長くなる場合に撮影間隔を優先するかどうかを設定する。([入]/[切])
メニュー画面の一例
撮影間隔、撮影回数を設定すると撮影時間の目安が表示されますので、事前に確認してモバイルバッテリーやメモリーカードを準備することをおすすめします。
- シャッターボタンを押して[撮影開始時間]で設定した時間が経過すると、撮影が始まります。設定した回数の撮影が終了すると、撮影待機画面に戻ります。インターバル撮影中にシャッターボタンを押すと、設定した回数に達しなくても途中でインターバル撮影を停止できます。
通常の撮影に戻るには、1の手順で[インターバル撮影]→[切]にします。
タイムラプス動画作成方法
- インターバル撮影した静止画をパソコンに取り込みます。
- パソコンにアプリをインストールして、アプリでタイムラプス動画を作成します。
- Imaging Edge Desktop (Viewer)で作成
動作環境
Imaging Edge Desktop (Remote/Viewer/Edit) ダウンロード
Imaging Edge Desktop (Viewer) タイムラプス動画作成 - PlayMemories Homeで作成
動作環境
PlayMemories Home ダウンロード
PlayMemories Home タイムラプス動画作成
カメラ本体でタイムラプス動画を作成することはできませんが、連続再生することでタイムラプス動画の完成イメージを確認することができます。
MENU→
(再生)→[インターバル連続再生]を選択すると、インターバル撮影した静止画はグルーピングされた状態で表示されます。
コントロールホイールの下ボタンを押すと連続再生されるので、タイムラプス動画のように見ることができます。連続再生中にコントロールホイールを回転させると再生速度を変更できます。
- Imaging Edge Desktop (Viewer)で作成
パソコン用アプリ Imaging Edge Desktop (Remote) でテザー撮影によるインターバル撮影をして、タイムラプス動画を作成する
カメラとパソコンを接続し、パソコン用無料アプリImaging Edge Desktop (Remote)でインターバル撮影し、タイムラプス動画を作成します。
対応カメラ
ILCE-1、ILCE-9M2、ILCE-9、ILCE-7RM5、ILCE-7RM4、ILCE-7RM4A、ILCE-7RM3、ILCE-7RM2、ILCE-7R、ILCE-7RM3A、ILCE-7SM3、ILCE-7SM2、ILCE-7S、ILCE-7C、ILCE-7M4、ILCE-7M3、ILCE-7M2、ILCE-7、ILCE-6600、ILCE-6500、ILCE-6400、ILCE-6300、ILCE-6100、ILCE-6000、ILCE-5100、ILCE-5000
ILCA-99M2、ILCA-77M2、SLT-A99V、SLT-A58
ZV-E1、ZV-E10、ZV-1、ZV-1F
DSC-RX0M2、DSC-RX0、DSC-RX1RM2、DSC-RX10M4、DSC-RX10M3、DSC-RX10M2、DSC-RX100M7、DSC-RX100M6、DSC-RX100M5、DSC-RX100M5A、DSC-RX100M4、DSC-HX99、DSC-HX95、DSC-WX800、DSC-WX700
下記対応機器ページの「リモート撮影」欄もご覧ください。
Imaging Edge Desktop 対応機器
インターバル撮影方法
- Imaging Edge Desktopをインストールして、Remote、Viewer、Editの各アプリをインストールします。
動作環境
Imaging Edge Desktop (Remote/Viewer/Edit) をダウンロード - カメラの設定を「PCリモート」にして、カメラに付属のUSBケーブルでパソコンと接続します。 接続方法は以下のページをご覧ください。
* USBケーブルが同梱されていないカメラの場合は、市販のUSBケーブルをお使いください。
カメラと接続する - Imaging Edge Desktop (Remote)でインターバル撮影します。
操作方法は以下のページで説明しています。
リモート撮影をする
USB給電
- USB給電の機能が搭載されている機種では、MENU→
(セットアップ)→[USB給電]を[入]にするとパソコンから給電しながら撮影できます。撮影中に充電はできません。また、給電していてもバッテリーは少しずつ消耗します。
- ILCE-1、ILCE-7SM3、ILCE-7RM5、ILCE-7M4はMENU→
(セットアップ)→[USB]→[USB給電]です。マルチ/マイクロUSB端子からはUSB給電できません。USB Type-C端子をお使いください。
タイムラプス動画作成方法
Imaging Edge Desktop (Viewer) タイムラプス動画作成
PlayMemories Camera Apps搭載かつタイムラプス対応カメラ(有料アプリ)でタイムラプス動画を作成する
PlayMemories Camera Appsのタイムラプスアプリ対応カメラであれば、有料アプリをカメラにインストールして、カメラで撮影からタイムラプス動画作成までできます。
対応カメラ
ILCE-7、ILCE-7M2、ILCE-7R、ILCE-7RM2、ILCE-7S、ILCE-7SM2、ILCE-5000、ILCE-5100、ILCE-6000、ILCE-6300、ILCE-6500
NEX-5R、NEX-5T、NEX-6
DSC-HX400V、DSC-HX60V、DSC-RX100M3、DSC-RX100M4、DSC-RX100M5、DSC-RX10M2、DSC-RX10M3、DSC-RX1RM2