文書番号 : 00253027 / 最終更新日 : 2024/02/13印刷する

画像が3Dに見えず、顔検出が正しく機能しないことがある(ELF-SR2、ELF-SR1、ELF-SR1/BIZ)

    対象製品

    ELF-SR2、ELF-SR1、ELF-SR1/BIZ

    目次

     

    画像(映像)が3Dに見えない場合の対処方法

    以下の理由が考えられます。状況に応じて本体やPCの設定を確認してください。

    1. 顔の検出ができていない
      本機は、前面にあるカメラ部の「視線認識センサー」で視聴者の顔を検出したうえで、視聴者の視線を認識し、最適化した映像を表示します。そのため、顔検出が十分でない場合、映像が乱れる場合があります。また、視聴時はマスクや帽子により顔検出がしづらい場合があります。

      顔の検出状態を確認する方法

      1. PC側で設定ツール(SR Display Settings)を起動します。

        設定ツールの起動方法は以下をご参照ください。
        空間再現ディスプレイ デベロッパーサイト > SR Display Settings

      2. 設定ツールのカメラキャプチャ画像ウィンドウで、白黒の画面に顔が赤枠でマークされていることをご確認ください。

        ご注意
        • 顔検出がしづらい場合、期待したようなきれいな3Dに見えないことがあります。
        • 本機ご使用時は、マスクを外していただくか、マウスシールドをご利用ください。
        • フェイスシールドご使用時についても3D表示が見えづらい場合があります。
    2. 複数画面の設定が正しくない
      PC側のディスプレイ設定が、本機を使用するうえで適切でない可能性があります。
      [スタート] - [設定] - [デバイス] - [Bluetoothとその他デバイス] - [関連設定] の [ディスプレイの設定] にて、下記をご確認ください。

      • [ディスプレイの配置を変更する]:
        →PCのメインの画面が「右側」に配置され、かつ「メインディスプレイ」されているか
        →Spatial Reality Display が「左側」に配置されているか

        ディスプレイの配置変更画面
      • [拡大縮小とレイアウト] の [テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する]:
        →Spatial Reality Displayの拡大率が、100%に選択されているか
        [拡大縮小とレイアウト] の [ディスプレイの解像度]:
        →ELF-SR2の場合:Spatial Reality Displayの入力信号が、4K(3840x2160)または2K(1920x1080)に選択されているか
        →ELF-SR1、ELF-SR1/BIZの場合:Spatial Reality Displayの入力信号が、4K(3840x2160)に選択されているか

        拡大縮小とレイアウト
    3. 視聴している姿勢、体制が適切ではない
      本機は、原理上、横方向にしか3D効果は得られません。正しい視聴環境で本機をご覧ください。

      上から見た図、横から見た図

      本機の推奨視聴環境について詳しくは、取扱説明書の「視聴環境について」をご参照ください。

    4. 本機を交換(買い替え)して同じPCにつないだ場合、まれに交換前のセットの機器設定が Windows 上に残っている場合があります。
      その場合、PC側で下記の「UserSettings.ini」を削除したのち、3Dコンテンツの実行ファイル(SDKで生成したもの)を実行し直してください。
      c:/ユーザー/[user name]/AppData\Local/Sony/Config/UserSettings.ini

      ご注意
      • *.ini ファイルを含む隠しファイルおよび、拡張子を表示するには、Windows のフォルダオプションで操作してください。
        フォルダオプションは、[スタート] - [設定] - [更新とセキュリティ] - [開発者向け] - [エクスプローラー] セクションなどから起動できます。不明な場合はPCの取扱説明書などをご確認ください。

      • 不用意に隠しファイルを削除すると、お使いの Windows の動作に問題が発生する場合がありますので、操作をおこなう際はご注意ください。
        (「UserSettings.ini」を削除後、フォルダオプションの表示設定は元に戻して頂くことをおすすめします)

    5. ディスプレイ本体のモードが3Dになっていない(ELF-SR2のみ)
      Spatial Reality Display本体にある「Fn」ボタン(下図の②)を、画面に「3D」という表示がでるまで押してください。

    6. ソフトウェア(ディスプレイ本体、SDK)が最新でない
      ソフトウェアを最新にすることで、不具合が改善することがあります。以下のサイトより最新のソフトウェア(ディスプレイ、SDK)をダウンロードしてインストールしてください。
      Spatial Reality Display SDK ダウンロード
      ご注意
      SDKを最新にした場合は再ビルドが必要になる場合があります。

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    3Dに見えない時がある/顔を動かしても画像(映像)が追従しない(顔検出が正しくできていない)場合の確認事項

    顔検出が正しく動作していない可能性が考えられます。 以下をご確認ください。

    • 周りが暗すぎないかご確認ください。
      本機で3Dを視聴するためには、視聴環境にある程度の明るさが必要です。周囲が暗い場合は、蛍光灯などの補助光を顔に当てて明るさを確保すると検出する場合があります。

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