アンテナ接続に使う 「 分配器 」 や 「 分波器 」 の違いや特長を教えてください。
アンテナ接続に使う 「 分配器 」 や 「 分波器 」 の違いや特長を教えてください。
「分配器」は入力された信号を分けるための、「 分波器 」 は入力された信号を 「 地デジ 」 と 「 BS/CS 」 に分けるための機器です。詳しくは、以下をご覧ください
内容
説明
分配器と分波器の違い
分配器とは…
- 入力された信号を、分配するための機器です。
ただし、分配数が多くなると、出力信号が弱くなります。
分波器とは…
- 入力された信号を「地上デジタル放送」と「BS/110度CSデジタル放送」とに分ける機器です。
分波しても、出力信号はあまり弱くなりません。
分配器/分波器はデジタル放送対応の製品をおすすめします
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デジタル放送に対応していない (古い) 分配器 / 分波器で、デジタルチューナー内蔵のテレビやレコーダーなどとアンテナ線を接続していると、地デジやBS/CSデジタルを正常に受信できない場合があります。
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新しく分配器 / 分波器を購入する場合、(現在デジタルチューナー内蔵の機器をお持ちでない場合でも) デジタル放送対応の製品をお選びください。
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110度CSデジタル放送を受信するためには、受信環境によっては分配器が110度CS帯域 (2150MHz) まで対応している必要があります。 詳しくは、販売店などでご相談ください。
分配器は 「 全通電型 」 をおすすめします
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「 全通電型 」 の分配器とは、分配器のどの端子からでも接続した機器からBS/CSアンテナへ電源を供給することができるタイプです。 新しく分配器をご購入される場合は、全通電型をおすすめします。
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全通電型ではない分配器を使用した場合のご注意
通電していない側の端子に、「 電源供給を必要とする 」 BS/CSのアンテナと接続した場合、正常に受信できない可能性があります。
戸建て住宅などBS/CSアンテナの電源供給が必要な受信環境では、パッケージや製品本体に 「 全通電型 」 と表記されたもの、または通電状態がわかりやすく表記された製品をおすすめします。
接続する場所を間違えないようご注意ください
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分配器と分波器は、使われる目的がちがいます。
そのため、以下のような接続で、分配器と分波器の接続位置を間違えると、受信できない場合があります。 -
様々なタイプの分配器/分波器が販売されていますが、形やデザインが似ているものが多いため、誤って逆に取り付けてしまわないよう、表記をよく確かめてから接続してください。
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分配器で分配する数が多すぎると信号が弱くなり、正しく受信できない・放送を視聴できない原因となります。 不要な分配器があれば外して、接続し直してください。
参考情報
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信号が弱い場合は、増幅器 (ブースター) を取り付けて強くする方法がありますが、信号にノイズ成分があればそのノイズも増幅されます。増幅器はむやみに取り付けは行わず、お近くの電気店にご相談いただき、信号強度を測ってからご使用ください。
- 分波器は混合器としても使うことができる場合があります。 詳しくは、分波器の取扱説明書をご覧ください。
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下図のようにアンテナケーブルが一体になったタイプで接続すると、使用するアンテナケーブル本数を少なく済ませることができます。
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ソニー製 分配器は、以下のページをご覧ください。
接続例のイメージ
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ソニー製 分波器は、以下のページをご覧ください。
接続例のイメージ
- ご注意
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テレビの配線を見直したときは、 チャンネルスキャン (チャンネルの初期設定) を必ずおこなってください。