ピントがうまく合わない(α:アルファ:Aマウント)
ピントがうまく合わない。 (α:Aマウント)
- ピントが合う時、合わない時がある
- ピントが合わずシャッターが切れない
被写体との距離や撮影環境などの理由により、オートフォーカスでうまくピントが合わないことがあります。撮影状況や撮影環境に応じた対処方法をご確認ください。
目次
内容
事前確認
【ILCA-77M2、SLT-A77V、SLT-A99V、DSLR-A700、DSLR-A900 をお持ちの場合】
「シャッター半押しAF」設定が搭載されています。 その設定が「切」になっている場合、シャッターボタンを半押ししてもAF(オートフォーカス)機能が動作しません。 「入」に変更後、AF(オートフォーカス)機能が動作し、ピントが合うかご確認ください。
- 参考
-
以下のページで、ピント合わせのコツをわかりやすく説明しています。
- 機種によっては搭載されていない機能もあります。
対処方法
被写体との距離が近すぎていないか確認します。
レンズごとに、被写体までの最短で撮影できる距離 (最短撮影距離) が決められています。 その最短撮影距離以下で撮影をおこなっても、ピントは合いません。 最短撮影距離以上で撮影をしてください。
最短撮影距離は以下の方法で簡単に確認が可能です。
- レンズ前面やレンズ側面に記載されています。
ピントが合いにくい被写体や撮影環境でないか確認します
-
青空や白壁などコントラストのない被写体
-
フォーカスエリアの中に距離の異なるものが混じっている状況
-
ビルの外観など、繰り返しパターンの連続する被写体
-
明るい被写体 、逆光になっている被写体
-
水面などのきらきら輝いている被写体、光沢のある被写体
-
高速で移動する被写体
これらの被写体や、ピントが合いづらい場合は以下の方法でピントを合わせます。
-
被写体とほぼ同じ位置にあるものでフォーカスロック (シャッターボタンを軽く押して緑色の枠が表示されたままの状態) の状態で、構図を決め直して撮影する。
-
レンズ、または本体のフォーカススイッチを「MF」(マニュアルフォーカス)にして手動でピント合わせをして撮影する。
一部にピントがあった写真が撮影されてしまう場合
カメラの絞りを絞ることで前後のボケが少なく、全体的にピントが合った写真が撮影できます。
絞りを開けた写真(例:絞り値2.8)
絞りを絞った写真(例:絞り値16)
ILCA-77M2、SLT-A77V、SLT-A99V、DSLR-A900をお使いのお客様
上記以外の被写体や撮影環境でピントが合わない場合は、レンズごとにピント合わせの位置を調整することができます。[MENU]ボタン→[ 3(セットアップメニュー)]→[AF微調整]を[入]に変更し、[調整値]から微調整します。
調整値は、「+」側に設定するほど被写体後方に、「-」側に設定するほど被写体前方にそれぞれピントがシフトします。また調整値は、テスト撮影をおこないながら設定してください。
- ご注意
-
-
[AF微調整]が[入]に設定されていないと調整値は登録できません。
-
調整は実際に撮影する環境でおこなうことをおすすめします。
-
既に登録されたレンズを装着しているときには、登録された調整値が表示されます。
-
未登録レンズの場合は「±0」が表示されます。
-
調整値が「-」と表示される場合は、既に登録したレンズが30種になっています。新たに登録するには、登録削除するレンズを装着し、調整値を「±0」にするか、調整値クリアですべての登録された調整値をリセットしてください。
-
他社レンズをお使いの際にAF微調整をおこなうと、ソニーおよびミノルタ、コニカミノルタ製のレンズでの調整値に影響が出る場合があります。他社のレンズでは使用しないでください。
-
ソニー、ミノルタ、コニカミノルタで同じ仕様のレンズをお使いの場合、個々にAF微調整の設定はできません。
-
上記で改善されない場合
透過ミラー(トランスルーセントミラー)にホコリや汚れが付着していないか確認します。
透過ミラー(トランスルーセントミラー)にホコリや汚れが付着していると、オートフォーカス(AF)の制御が正常にできなくなりピントが合いづらい症状が発生することがあります。ホコリや汚れが付着している場合は、清掃をおこなってください。
清掃方法については、以下のページをご覧ください。