[Windows Vista,XP,2000,Me] VAIOハードウェア診断ツールを使用する方法・使用時の注意事項
[Windows Vista,XP,2000,Me]
VAIOハードウェア診断ツールを使用する方法・使用時の注意事項
- 「VAIOハードウェア診断ツール」を使用する際の注意事項を教えてください。
- 「VAIOハードウェア診断ツール」を使用して、ハードウェアを診断する方法を教えてください。
PCのトラブルを未然に防ぐため、注意事項をご確認の上、定期的に診断をお試しください
対象製品
- アプリケーションソフトウェア
- VAIOハードウェア診断ツール
- 対象OS
- Windows Vista
Windows XP
Windows 2000
Windows Me
説明
PCに発生する不具合には、ハードウェアが故障している場合と、ソフトウェアやPCの設定などが原因となっている場合とがあります。
「VAIOハードウェア診断ツール」では、VAIOに不具合が発生した際に、ハードウェアに故障があるかどうかを診断できます。
診断方法には、特定の項目をまとめて診断する「かんたん診断」と、ハードウェアごとに診断を行う「個別診断」があります。
「VAIOハードウェア診断ツール」は、[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]-[VAIOハードウェア診断ツール]をクリックして起動します。
- [すべてのプログラム]に[VAIOハードウェア診断ツール]が表示されていないモデルは、「VAIOリカバリセンター」から「VAIOハードウェア診断ツール」を起動します。
目次
内容
操作方法
全体的な注意事項
-
通常起動(Normalモード)で実行します。
セーフモード(Safeモード)で「VAIOハードウェア診断ツール」を実行すると、正しい結果を得られません。 -
Windows Vista、Windows XP、およびWindows 2000プリインストールモデルの場合は、管理者ユーザー(コンピューターの管理者アカウントを持つユーザー)でログオンし、テストを実行してください。
標準ユーザー(標準アカウントを持つユーザー)では、テストを実行できません。 -
常駐しているプログラムで終了可能なものは、すべて終了してから「VAIOハードウェア診断ツール」を実行します。
システムを常時監視しているソフトウェア(ウイルス除去ソフトウェアなど)や、ソフトウェアが常駐している環境では、「VAIOハードウェア診断ツール」で正しい診断結果が得られない、実行にかかる時間が非常に遅くなる、途中で停止するなどの可能性があります。 -
「VAIOハードウェア診断ツール」は、VAIO本体各部のハードウェアをテストするためのソフトウェアです。
ネットワーク、USBなどの一部の項目を除き、周辺機器を診断したり、周辺機器が接続された状態を診断する機能はありません。
各診断をする際の注意事項
診断を行う前に、以下の注意事項をご確認ください。
ハードディスクテスト
-
大容量のリムーバブルディスクドライブ(MOドライブ、メモリースティックやスマートメディア、コンパクトフラッシュなどのメモリーカード類)を接続した状態で診断を行わないでください。
ハードディスクテストが正常に実行されません。 -
暗号化されたハードディスクは診断できません。
ビデオテスト
VAIOのハードウェアアクセラレーターの設定値を工場出荷時の値(最大)にしてテストを行ってください。
ハードウェアアクセラレーターの設定値が、工場出荷時の値(最大)以外に設定されている場合、ビデオメモリーのテストや2-D/3-Dテストなどが正常に実行されないことがあります。
また、ハードウェアに合わないビデオドライバーをインストールしたり、DirectXなどのシステムプログラムを工場出荷時とは異なるバージョンに更新した場合にも、テストが実行できない場合がありますので、ご注意ください。
フロッピーテスト
できるだけ新しい書き込み可能なフロッピーディスクを複数用意してください。
使用回数の多いフロッピーディスクでは、メディアの損傷が原因で、エラーが発生することがあります。
PCMCIAテスト(Windows 2000プリインストールモデルを除く)
PCMCIAテストはPCカードを接続しない状態で行ってください。
このテストは、VAIO本体側のPCMCIAコントローラーをテストするもので、PCカードをテストするものではありません。
- Windows 2000にアップグレードしたモデル、およびWindows 2000プリインストールモデルではOSの仕様により、このテストをサポートしておりません。
CD-ROM/DVDテスト(リードテスト)
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CD-ROMのリードテストを行う場合
必ずCD-ROMを使用してください。
音楽CD、CD-R/RWメディア、DVDメディア、ブルーレイディスクは使用できません。また、CD-ROMの挿入時、キーボードの[Shift]キーを30秒ほど押したままにしてください。
自動実行するプログラムが含まれているCD-ROMの場合、[Shift]キーを押しながらトレイを閉じないと、メディア内のプログラムが実行されてしまい、診断を行うことができません。 -
DVDのリードテストを行う場合
バージョンにより、テストに使用するメディアが異なりますのでご注意ください。
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「ハードウェア診断ツール Ver.2.0*」以降の場合
必ずDVD-ROMメディア(データメディア)を使用してください。
DVDビデオ、音楽CD、CD-R/RWメディア、DVD-R/RWメディア、およびブルーレイディスクなどは使用できません。 -
「ハードウェア診断ツール Ver.1.*」の場合
必ず地域番号(リージョンコード)が「2」、または「ALL」のDVDビデオを使用してください。
音楽CD、CD-R/RWメディア、およびDVD-R/RWメディアなどは使用できません。
また、メディアを挿入時、キーボードの[Shift]キーを30秒ほど押したままにしてください。
自動実行するプログラムが含まれているメディアの場合、[Shift]キーを押しながらトレイを閉じないと、メディア内のプログラムが実行されてしまい、診断を行うことができません。 -
CD-RWリード/ライトテスト
診断を行う際には、必ず新品のCD-RWメディアを使用してください。
すでにデータが記録されているCD-R/RWメディアや、DVDメディア、ブルーレイディスクは診断に使用できません。
CD-Rメディアなどのテスト対象外のメディアを使用すると、一時的に画面表示が消えることがあります。
キーボードの[Esc]キーを押すと、画面表示が元に戻ります。
また、CD-RWメディアの挿入時、キーボードの[Shift]キーを30秒ほど押したままにしてください。
テストの完了、またはキャンセル時は、CD/DVDドライブのアクセスランプが消灯していることを確認してからメディアを抜いてください。
アクセスランプの点灯中は、診断ツールがまだ作業中ですので、メディアを抜かないでください。
モデムテスト
必ず通話可能な電話回線に接続してください。
通話可能な電話回線に接続しないと、回線トーンの検出テストがエラーとなり、「要調査」と診断されてしまいます。
USBテスト
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「VAIOハードウェア診断ツール Ver.2.2」以降がプリインストールされているVAIOにおいて、USB機器を接続したまま診断を開始すると、エラーが表示されます。
USB端子からUSB機器をはずした状態で、[診断開始]ボタンをクリックし、表示されるメッセージにしたがって操作してください。- USB接続のキーボード、マウスが付属しているモデルの場合は、USBコネクターに接続した状態で操作してください。
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「VAIOハードウェア診断ツール Ver.2.1」以前をご使用の場合は、必ずUSB機器をUSBコネクターに直結してください。
USBハブ経由では、機器の検出ができず「要調査」となることがあります。
ネットワークテスト(ネットワークコントローラー)
ネットワークコントローラー(※)のみを診断します(「VAIOハードウェア診断ツール Ver.1.0」は除く)。
「要調査」、または「実行不可」となった場合には、ネットワークアダプターのドライバーが正しくインストールされていない可能性があります。
- ネットワークコントローラーとは、イーサネットのコントローラーを指します。
モデム、ターミナルアダプター(TA)、IEEE1394ネットアダプター(i.LINK)、Bluetoothネットワークアダプターなどは、テストできませんのでご注意ください。 - 無線LANのアダプターを搭載しているなど、複数のネットワークコントローラーが存在している場合は、デバイスマネージャーで、診断したいネットワークコントローラーを1つだけ有効にして、診断しないネットワークコントローラーをすべて無効にしてから診断します。
複数のネットワークコントローラーが有効な状態では、正しく診断することができません。
- 参考
-
「VAIOハードウェア診断ツール Ver.1.0」では、ネットワークに接続する一連の操作、および設定が正しく行われているかを診断します。
以下のように、操作、および設定に誤りがある場合には、ネットワークテストは「要調査」、または「実行不可」となります。操作、および設定が誤っている例:
マウステスト(タッチパッドなどポインティングデバイス)
外付けのマウス、およびポインティングデバイスのテストは、保証していません。
キーボードテスト
外部接続のキーボードは診断できません。
ディスプレイテスト
VGN-A*0シリーズ、VGN-E*0シリーズ、VGN-S*0シリーズでは、「VAIOランチャー」を常駐している状態で、ディスプレイテストを実行するとエラーメッセージが表示されることがあります。
ハードウェアを診断する方法
ご使用のモデルにより、「VAIOハードウェア診断ツール」を起動する方法が異なります。
2007年9月以降に発売されたモデルは、[すべてのプログラム]に「VAIOハードウェア診断ツール」が表示されません。
「VAIOリカバリセンター」から「VAIOハードウェア診断ツール」を起動します。
上記以外のモデルは、[すべてのプログラム]から「VAIOハードウェア診断ツール」を起動します。
「VAIOリカバリセンター」プリインストールモデルの場合
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[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]-[VAIOリカバリセンター]-[VAIOリカバリセンター]をクリックします。
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[ユーザー アカウント制御]画面が表示されるので、[続行]ボタン、または[許可]ボタンをクリックします。
標準ユーザーでご利用の場合は、下記をご参照ください。- [ユーザー アカウント制御]画面が表示されない場合は、次の手順に進んでください。
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[VAIO リカバリセンター]画面が表示されるので、画面の左側に表示されている[VAIO ハードウェア診断ツール]をクリックします。
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画面の右下に表示されている[開始]ボタンをクリックします。
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「VAIOハードウェア診断ツール」の[かんたん診断]画面が表示されます。
[診断開始]ボタンをクリックすると、かんたん診断が実行されます。
表示される画面にそって操作を行います。- 個別診断を行う場合は、次の手順に進んでください。
-
[個別診断]タブをクリックすると、[個別診断]画面が表示されます。
個別診断したい項目をクリックします。 -
手順6で選択した項目のテスト画面が表示されます。
[診断開始]ボタンをクリックすると、診断が始まります。
表示される画面にそって操作を行います。- 上記はCPUテストの場合の画面です。
上記以外のモデルの場合
- 例として、Windows Vistaプリインストールモデルの手順を説明します。
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[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]-[VAIOハードウェア診断ツール]-[VAIOハードウェア診断ツール]をクリックします。
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[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]-[VAIOリカバリセンター]-[VAIOリカバリセンター]をクリックします。
-
[ユーザー アカウント制御]画面が表示されるので、[続行]ボタン、または[許可]ボタンをクリックします。
標準ユーザーでご利用の場合は、下記をご参照ください。- [ユーザー アカウント制御]画面が表示されない場合は、次の手順に進んでください。
-
「VAIOハードウェア診断ツール」の[かんたん診断]画面が表示されます。
[診断開始]ボタンをクリックすると、かんたん診断が実行されます。
表示される画面にそって操作を行います。- 個別診断を行う場合は、次の手順に進んでください。
-
[個別診断]タブをクリックすると、[個別診断]画面が表示されます。
個別診断したい項目をクリックします。 -
手順4で選択した項目のテスト画面が表示されます。
[診断開始]ボタンをクリックすると、診断が始まります。
表示される画面にそって操作を行います。- 上記はCPUテストの場合の画面です。