カメラのアクセシビリティ機能
カメラのアクセシビリティ機能(ユーザー補助機能)について説明します。
各操作方法については、以下をご確認ください。カメラのヘルプガイドも合わせてご確認ください。
音声読み上げ
画面上のテキストなどの情報を音声で読み上げる機能です。
音声で読み上げる機能を有効にする方法
音声読み上げ機能を常に有効にしたい場合は、カメラの電源を初めて入れた後に表示される初期設定画面で[音声読み上げ]→[入]に設定して、音声読み上げ機能を有効にしてください。
初期設定画面で音声読み上げ機能を使用すると、初期設定が終わった後も音声読み上げ機能が有効になり、MENUボタンの長押しで音声読み上げ機能の入/切を切り換えることができます。
MENUボタンは、カメラ背面、モニターのすぐ右にあるボタンのうち、一番上の丸いボタンです。
初期設定画面で音声読み上げ機能を使用しなかった場合でも、メニューから音声読み上げ機能を有効にできます。
メニュー画面で次の設定をしてください。
(セットアップ)→[アクセシビリティ]→[音声読み上げ]→[音声読み上げ]→[入]を選ぶ。
音声で読み上げるときの速度を設定する方法
メニュー画面で次の設定をしてください。
(セットアップ)→[アクセシビリティ]→[音声読み上げ]→[速度]→読み上げる時の速度を選択する。
音声で読み上げるときの音量を設定する方法
メニュー画面で次の設定をしてください。
(セットアップ)→[アクセシビリティ]→[音声読み上げ]→[音量]→読み上げる時の音量を選択する。
MENUボタンを長押しすることで音声読み上げ機能を有効に設定する方法
メニュー画面で次の設定をしてください。
(セットアップ)→[アクセシビリティ]→[音声読み上げ]→[長押しで切換]→[有効]を選択する。
画面拡大
メニュー画面を拡大表示して、文字を読みやすくする機能です。(一部のメニュー画面は拡大に対応していません。)
メニュー画面でC1ボタン(カスタムボタン1)を押すたびに、メニュー画面の拡大倍率が[拡大倍率]で設定した倍率に切り替わります。コントロールダイヤルやコントロールホイールの回転操作で表示する位置を動かすことができます。また、[タッチ操作]を[入]に設定して、[メニュー画面]を[入]に設定しているときは、拡大表示中にタッチ操作(ドラッグ)で表示する位置を動かすことができます。
画面拡大機能を有効にする方法
メニュー画面で次の設定をしてください。
(セットアップ)→[アクセシビリティ]→[画面拡大]→[メニュー画面拡大]→[入(カスタムボタン1)]を選ぶ。
画面拡大で使用したい拡大倍率を設定する方法
メニュー画面で次の設定をしてください。
(セットアップ)→[アクセシビリティ]→[画面拡大]→[拡大倍率]→画面拡大で使用したい拡大倍率を選択する。
ピント拡大
撮影前の画像を拡大してピントの確認ができる機能です。タッチ操作でもピント拡大が可能です。
ピント拡大機能を有効にする方法
メニュー画面で次の設定をしてください。
- (フォーカス) →[ピント補助]→[ピント拡大]を選ぶ。
- コントロールホイールの中央を押して画像を拡大し、コントロールホイールの上/下/左/右で拡大位置を調整する。
タッチ操作でピント拡大機能を使用する方法(マニュアルフォーカス時)
[撮影時のタッチ機能]が[タッチフォーカス]に設定されているときは、モニターをタッチ(ダブルタップ)して被写体を拡大表示し、ピントの調整を行うことができます。
メニュー画面で次の設定をしてください。
- (セットアップ)→[タッチ操作]→[タッチ操作]→[入]を選ぶ。
- (セットアップ)→[タッチ操作]→[撮影画面]→[撮影画面]→[入]を選ぶ。
- (セットアップ)→[タッチ操作]→[撮影画面]→[撮影時のタッチ機能]→[タッチフォーカス]を選ぶ。
フォーカスマップ(動画)
動画撮影時に、ピントが合っている部分と合っていない部分が視覚的に分かるように表示できる機能です。ピントが合っている部分よりも後方部分(後ボケ)は寒色、前方部分(前ボケ)は暖色でドット表示されます。
フォーカスマップ機能を有効にする方法
メニュー画面で次の設定をしてください。
(フォーカス)→[ピント補助]→[フォーカスマップ]→[入]を選ぶ。
ピーキング表示
マニュアルフォーカス撮影や、ダイレクトマニュアルフォーカス撮影のときに、ピントが合った部分の輪郭を強調する機能です。動画撮影時は、オートフォーカスでの撮影時にもピーキング表示を使用できます。
ピーキング機能を有効にする方法
メニュー画面で次の設定をしてください。
(フォーカス) →[ピーキング表示]→[ピーキング表示]→[入]を選ぶ。
ピントが合った部分の輪郭を強調するレベルを設定する方法
メニュー画面から以下の設定をしてください。
(フォーカス) →[ピーキング表示]→[ピーキングレベル]→ピントが合った部分の輪郭を強調するレベルを設定する。
ピントが合った部分の輪郭を強調する色を設定する方法
メニュー画面から以下の設定をしてください。
(フォーカス) →[ピーキング表示]→[ピーキング色]→ピントが合った部分の輪郭を強調する色を選ぶ。
AF時の被写体認識
あらかじめ被写体を設定することで、カメラが自動で被写体を認識し、瞳などにピントを合わせて撮影する機能です。設定した[フォーカスエリア]やその周辺に顔や瞳があるときは、顔や瞳に優先的にピントを合わせます。静止画撮影時はシャッターボタンを半押しすると認識した顔や瞳にピントを合わせます。動画撮影時は、シャッターボタンを押さなくても認識した顔や瞳にピントを合わせます。
AF時の被写体認識機能を有効にする方法
メニュー画面で次の設定をしてください。
- (フォーカス)→[被写体認識]→[AF時の被写体認識]→[入]を選ぶ。
- (フォーカス)→[被写体認識]→[認識対象]→被写体を選択する。
タッチトラッキング
静止画撮影時(オートフォーカス)または動画撮影時、トラッキングする被写体をタッチ操作で選択できる機能です。
タッチトラッキング機能を使用する方法
メニュー画面で次の設定をしてください。
- (セットアップ)→[タッチ操作]→[タッチ操作]→[入]を選ぶ。
- (セットアップ)→[タッチ操作]→[撮影画面]→[撮影画面]→[入]を選ぶ。
- (セットアップ)→[タッチ操作]→[撮影画面]→[撮影時のタッチ機能]→[タッチトラッキング]を選ぶ。
タッチフォーカス
静止画撮影時(オートフォーカス)に、ピントを合わせる位置をタッチ操作で指定できる機能です。タッチ後にシャッターボタンを半押ししてピントを合わせます。
また、動画撮影時にもタッチした被写体にピントを合わせることができます。
タッチフォーカス機能を使用する方法
メニュー画面で次の設定をしてください。
- (セットアップ)→[タッチ操作]→[タッチ操作]→[入]を選ぶ。
- (セットアップ)→[タッチ操作]→[撮影画面]→[撮影画面]→[入]を選ぶ。
- (セットアップ)→[タッチ操作]→[撮影画面]→[撮影時のタッチ機能]→[タッチフォーカス]を選ぶ。
* この機能は、[フォーカスエリア]の設定が、[ワイド]、[ゾーン]、[中央固定]、[トラッキング:ワイド]、[トラッキング:ゾーン]または[トラッキング:中央固定]の場合に使用できます。
タッチシャッター
静止画撮影時(オートフォーカス)に、タッチした場所に自動でピントを合わせて撮影できる機能です。
タッチシャッター機能を使用する方法
メニュー画面で次の設定をしてください。
- (セットアップ)→[タッチ操作]→[タッチ操作]→[入]を選ぶ。
- (セットアップ)→[タッチ操作]→[撮影画面]→[撮影画面]→[入]を選ぶ。
- (セットアップ)→[タッチ操作]→[撮影画面]→[撮影時のタッチ機能]→[タッチシャッター]を選ぶ。
* この機能は、[フォーカスエリア]の設定が、[ワイド]、[ゾーン]、[中央固定]、[トラッキング:ワイド]、[トラッキング:ゾーン]または[トラッキング:中央固定]の場合に使用できます。
タッチAE
タッチした場所の明るさを基準に自動で露出を設定できる機能です。
タッチしたときに表示される明るさ調整バーを動かして、明るさの微調整を行うことができます。
タッチAE機能を使用する方法
メニュー画面で次の設定をしてください。
- (セットアップ)→[タッチ操作]→[タッチ操作]→[入]を選ぶ。
- (セットアップ)→[タッチ操作]→[撮影画面]→[撮影画面]→[入]を選ぶ。
- (セットアップ)→[タッチ操作]→[撮影画面]→[撮影時のタッチ機能]→[タッチAE]を選ぶ。
バリアングルモニター
静止画・動画撮影やVlog撮影のため、横方向に開くバリアングル液晶モニターを搭載しています。モニターを確認しながらの自撮り撮影もかんたんにできます。ローアングル撮影、ハイアングル撮影などにも適しています。
カスタマイズ機能
よく使う機能を自分が操作しやすいボタンやダイヤルに割り当てることができる機能です。メニュー画面から機能を選択する手順が省略できるため、すばやく機能を呼び出すことができます。ボタンやダイヤルには、静止画撮影時の機能、動画撮影時の機能、再生時の機能をそれぞれ別々に割り当てることができます。
カスタマイズ機能を有効にする方法
メニュー画面で次の設定をしてください。
(セットアップ)→[操作カスタマイズ]→[カスタムキー/ダイヤル設定]、[カスタムキー/ダイヤル設定]または[カスタムキー設定]でお好みのボタンやダイヤルに呼び出したい機能を割り当てる。