携帯電話端末等の電波防護への適合(SAR値/PD値)
人体のそばで使用する携帯電話端末等が発する電波についてはSAR値やPD値の基準が法制化されております。
総務省のホームページから各値の説明を以下に抜粋します(2021年2月現在)。
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/ele/index.htm
■SAR:Specific Absorption Rate 比吸収率
携帯電話端末等の人体のそばで使用する無線設備のうち、100kHz以上6GHz以下の周波数帯を利用する場合は、当該無線設備から発射される電波の人体における比吸収率(任意の生体組織10gが電磁界に照射されるときの、単位質量当りの吸収電力をいう(6分間平均)。)を、許容値(2W/kg。四肢においては4W/kg。)以下にする必要があります。
■PD:Power Density 電力密度
携帯電話端末等の人体のそばで使用する無線設備のうち、6GHzを超える周波数帯を利用する場合は、当該無線設備から発射される電波の入射電力密度(任意の体表面における平均化面積に対する、単位面積あたりの電力をいう(6分間平均)。)を以下の許容値にする必要があります。
6GHz超え30GHz以下の周波数帯
人体(両手を除く)の任意の体表面積4cm2 において、平均時間6分間に通過するエネルギー量が2mW/cm2 以下
次のホームページにも関連情報がございます。
一般社団法人電波産業会のホームページ
https://www.arib-emf.org/01denpa/denpa02-02.html
※1 技術基準については、電波法関連省令(無線設備規則第14条の2)に規定されています。
※2 <携帯電話サービス>と同時に使用可能な無線機能を含みます。