S-Gamut(エスガマット)とはなんですか?
ソニーが定義した色空間(色域)です
色空間(色域)には、HDテレビ用のITU-R BT.709や、デジタルシネマ用のDCI-P3などがあり、順に扱える色の量が広くなります。S-Gamutはそれらよりも広い色空間を定義していますので、最終的に表示するHDテレビやデジタルシネマプロジェクターなどの装置に合わせて、撮影後に色を調整(グレーディング)する必要があります。
S-Gamutには、S-Gamut、S-Gamut3、S-Gamut3.Cineの3種類があります。それぞれの色空間については以下の図を参考にしてください。
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色空間の比較
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S-Gamut/S-Gamut3
S-Gamut3.Cineよりもさらに広い色空間を持ち、幅広い調整が可能です。
S-GamutとS-Gamut3の色空間は同じですが、S-Gamut3の方が色再現を改善しています。 -
S-Gamut3.Cine
DCI-P3よりも若干広い色空間です。ネガフィルムをスキャンした特性と近い階調をもったS-Log3と組み合わせることで、デジタルシネマプロジェクターなどの機器で再生するためのグレーディングが容易になります。
S-GamutやS-Logについての詳細は、以下のページをご覧ください。
*クリエイターズヘルプガイドはソニーのカメラを使ってよりクリエイティブな映像制作をするためのヘルプガイドです。