ユーザーLUTを追加する方法
お好みのLUTをカメラに追加することができます。ILME-FX3は Ver.2.00以上にアップデートしてください。カメラの撮影モードを動画またはS&Qに設定して操作をおこなってください。
メモリーカードにLUTをコピーする
LUTをコピーする場所
パソコンで、お好みのLUTをメモリーカードの下記のパスに保存してください。
- SDカードの場合:/Private/Sony/PRO/LUT
- CFexpressカードの場合:/Sony/PRO/LUT
SDカードにCUBEファイルを保存した画面の一例
登録できるLUTの種類
登録できるLUTは以下のとおりです。
- ファイル形式:17格子または33格子のCUBEファイル(.cube)
- ファイル名:半角英数字(1バイトコード)で、“.cube”含め63文字以下
CUBEファイル(.cube)の格子数確認方法
パソコンでメモ帳などのアプリを使ってCUBEファイルを開き、SIZEのあとにある数字を確認します。この場合は33格子です。
以下のリンクから、ユーザーLUTに登録可能なS-Gamut3 & S-Gumut3.cine/S-Log3(Rec.709)用のLUTファイルをダウンロードできます。
▶S-Gamut3 & S-Gumut3.cine/S-Log3(Rec.709)用
カメラにLUTを追加する
- LUTを保存したメモリーカードをカメラに挿入します。
-
MENU → (露出/色)→ [カラー/トーン]→ [ユーザーLUTの管理] → [登録/編集]を選びます。
-
登録したいユーザー領域(User1~User16)を選びます。ここではUser1を選びます。
-
LUTファイルの入ったメモリーカードを選び、登録するファイルを選択して[OK]を選ぶとUser1に選択したLUTが追加されます。
LUTを適用して撮影する
[LOG撮影]の設定をする
-
MENU → (撮影)→ [画質/記録]→ [Log撮影設定] → [LOG撮影]を[入(Flexible ISO)]にします。
カメラによってはFlexible ISO/Cine EI Quick/Cine EIから選びます。
-
[色域]から色空間を選びます。
LUTを選択する
[LUT選択]から、LUTを選択します。LUTはプリセット3種と、登録可能な16種のユーザーLUTの中から選択することができます。
MENU → (露出/色)→ [カラー/トーン]→ [LUT選択] → 希望の設定を選びます。
[LUTファイル埋め込み]を[入]にして撮影する
MENU → (撮影)→ [画質/記録]→ [Log撮影設定] → [LUTファイルの埋め込み]を[入]にして撮影します。
[LUTファイルの埋め込み]が[切]のときは、LUTファイルが映像ファイルに埋め込まれず、記録メディアにも保存されません。
ポストプロダクションでのメタデータの活用
Flexible ISO/Cine EI/Cine EI QuickはS-Log3で記録されますが、ポストプロダクション工程でソニー純正ビューワーCatalyst Browse*1/Catalyst Prepare*1、またはCatalyst Prepare Pluginを活用することで、映像ファイルに埋め込まれたメタデータから撮影時のモニタリング状態を再現(EI(Exposure Index)とLUTの適用*2)することができます。
*1Version 2022.1以降で対応
*2[Log撮影設定]の[LUTファイルの埋め込み]が[入]の場合のみ
詳しくは以下のページをご覧ください。
ポストプロダクションでのメタデータの活用
[LUT表示]
MENU→ (セットアップ)→[表示オプション]→[ LUT表示]→[入]にすると、動画撮影時のモニター映像や再生映像にLUTをあてた状態で表示することができます。[ カスタムキー/ダイヤル設定]に[LUT表示切換]を割り当てると、ボタンを押すだけで[LUT表示]の入/切を切り換えることができます。
カスタムボタン1に[LUT表示切換]を割り当てた例
[LUT表示]を[入]にした場合、プロキシー動画はLUTが当てられた状態で記録されます。