文書番号 : 00301038 / 最終更新日 : 2024/12/12印刷する

ユーザーLUTを追加する方法

    お好みのLUTをカメラに追加することができます。ILME-FX3は Ver.2.00以上にアップデートしてください。カメラの撮影モードを動画またはS&Qに設定して操作をおこなってください。

    メモリーカードにLUTをコピーする

    LUTをコピーする場所

    パソコンで、お好みのLUTをメモリーカードの下記のパスに保存してください。

    • SDカードの場合:/Private/Sony/PRO/LUT
    • CFexpressカードの場合:/Sony/PRO/LUT

    SDカードにCUBEファイルを保存した画面の一例

    登録できるLUTの種類

    登録できるLUTは以下のとおりです。

    • ファイル形式:17格子または33格子のCUBEファイル(.cube)
    • ファイル名:半角英数字(1バイトコード)で、“.cube”含め63文字以下

    CUBEファイル(.cube)の格子数確認方法

    パソコンでメモ帳などのアプリを使ってCUBEファイルを開き、SIZEのあとにある数字を確認します。この場合は33格子です。

    カメラにLUTを追加する

    1. LUTを保存したメモリーカードをカメラに挿入します。
    2. MENU → (露出/色)→ [カラー/トーン]→ [ユーザーLUTの管理] → [登録/編集]を選びます。


    3. 登録したいユーザー領域(User1~User16)を選びます。ここではUser1を選びます。

    4. LUTファイルの入ったメモリーカードを選び、登録するファイルを選択して[OK]を選ぶとUser1に選択したLUTが追加されます。


    LUTを適用して撮影する

    [LOG撮影]の設定をする

    1. MENU → (撮影)→ [画質/記録]→ [Log撮影設定] → [LOG撮影]を[入(Flexible ISO)]にします。
      カメラによってはFlexible ISO/Cine EI Quick/Cine EIから選びます。


    2. [色域]から色空間を選びます。

    LUTを選択する 

    [LUT選択]から、LUTを選択します。LUTはプリセット3種と、登録可能な16種のユーザーLUTの中から選択することができます。
    MENU → (露出/色)→ [カラー/トーン]→ [LUT選択] → 希望の設定を選びます。




    [LUTファイル埋め込み]を[入]にして撮影する

    MENU → (撮影)→ [画質/記録]→ [Log撮影設定] → [LUTファイルの埋め込み]を[入]にして撮影します。
    [LUTファイルの埋め込み]が[切]のときは、LUTファイルが映像ファイルに埋め込まれず、記録メディアにも保存されません。

    ポストプロダクションでのメタデータの活用

    Flexible ISO/Cine EI/Cine EI QuickはS-Log3で記録されますが、ポストプロダクション工程でソニー純正ビューワーCatalyst Browse*1/Catalyst Prepare*1、またはCatalyst Prepare Pluginを活用することで、映像ファイルに埋め込まれたメタデータから撮影時のモニタリング状態を再現(EI(Exposure Index)とLUTの適用*2)することができます。
    *1Version 2022.1以降で対応
    *2[Log撮影設定]の[LUTファイルの埋め込み]が[入]の場合のみ

    [LUT表示]

    MENU→ (セットアップ)→[表示オプション]→[ LUT表示]→[入]にすると、動画撮影時のモニター映像や再生映像にLUTをあてた状態で表示することができます。[ カスタムキー/ダイヤル設定]に[LUT表示切換]を割り当てると、ボタンを押すだけで[LUT表示]の入/切を切り換えることができます。

    カスタムボタン1に[LUT表示切換]を割り当てた例

    [LUT表示]を[入]にした場合、プロキシー動画はLUTが当てられた状態で記録されます。