文書番号 : 00264984 / 最終更新日 : 2024/12/12印刷する

タイムラプス動画を作成したい

    一定間隔で撮影した静止画をつなぎあわせてつくった動画がタイムラプス動画です。空の色の変化、星や雲の動きなど、長時間の事象を短時間で表現できます。
    安定して撮影できるように、三脚を用意します。三脚がなければしっかりしたテーブルなどにカメラを設置して、カメラが動かない状態で撮影します。


    GP-VPT1を三脚にしてインターバル撮影をするイメージ

    目次

    タイムラプス動画を作成する方法は大きくわけて3つあります。カメラに搭載されている機能、カメラが対応しているアプリによって、作成方法が異なります。

    作成方法

    カメラでインターバル撮影して、パソコン用アプリでタイムラプス動画を作成する

    インターバル撮影機能搭載のカメラでインターバル撮影し、パソコンに取り込み、パソコン用無料アプリImaging Edge Desktop (Viewer) またはPlayMemories Homeを使ってタイムラプス動画を作成します。
    カメラによって、メニュー画面が異なる場合があります。お使いのカメラのヘルプガイドもあわせてご覧ください。

    撮影の準備

    撮影の設定
    • 撮影モードはP/A/S/Mのいずれかに設定します。通常の静止画撮影時と同様に、ホワイトバランスなど、画質や色味などを設定します。
    • 撮影後にタイムラプス動画を作成するので、動画の比率に合わせ、横縦比16:9で撮影するのがおすすめです。
      MENU →(撮影)→[画質]または[画質/記録]→[アスペクト比]→[16:9]
      または
      MENU → / (撮影設定1)→[ / 横縦比]→[16:9]
    • インターバル撮影中(シャッターボタンを押してから撮影開始時間が経過するまでの間も含む)は、ピントは固定され、メニュー画面の操作はできません。シャッタースピードなど一部の設定は、機能が割り当てられたダイヤルやコントロールホイールを操作して設定することができます。
    バッテリー
    • 長時間撮影するときはバッテリー消耗に注意が必要です。バッテリーを満充電にしておくことと、予備のバッテリーがあれば準備します。
    • 外部電源を使う場合は、給電中を示すコンセントのアイコンがバッテリーアイコンの横に表示されていることをご確認ください。ディスプレイ表示によっては一定時間経過後アイコンが非表示になります。DISPを押すと再表示されます。
    メモリーカード
    • メディアの残量によっては、設定した枚数を撮影できない場合があります。充分な空き容量のあるメモリーカードを用意してください。
      RAW+JPEGでの撮影は、より多くのメディア容量を必要とします。撮影後の調整が必要ない場合はJPEGのみで撮影すると、多くの枚数が撮れます。
    カメラの温度上昇
    • 撮影間隔が短い場合、カメラの温度が上昇しやすくなります。撮影環境によっては機器保護のため撮影を自動で停止し、設定された枚数が撮影されない場合があります。
    • 以下の設定で、カメラの温度が高くなっても撮影することができます。
      MENU →(セットアップ)→[電源オプション]→[自動電源OFF温度]→[高]
      または
      MENU →(セットアップ)→[自動電源OFF温度]→[高]
    [自動電源OFF温度]が[高]のときのご注意

    手持ちで撮影せずに三脚などをご使用ください。手持ちで長時間ご使用になると低温やけどの原因となる可能性があります。

    インターバル撮影方法

    1. カメラの電源を入れ、インターバル撮影ができるように設定します。
      MENU →(撮影)→[ドライブモード]→[インターバル撮影機能]→[インターバル撮影]→[入]
      または
      MENU → / (撮影設定1)→[インターバル撮影機能]→[インターバル撮影]→[入]
    2. 撮影間隔や回数などを設定します。
      • 撮影開始時間:シャッターボタンを押してからインターバル撮影を開始するまでの時間を設定する。(1秒~99分59秒)
      • 撮影間隔:インターバル撮影の撮影間隔(露光開始から次の撮影の露光開始までの時間)を設定する。(1秒~60秒)
      • 撮影回数:インターバル撮影の撮影回数を設定する。(1回~9999回)
      • AE追従感度:インターバル撮影中の明るさの変化に対する自動露出の追従感度を設定する。[低]に設定すると、インターバル撮影中の露出の変化がなめらかになります。([高]/[中]/[低])
      • インターバル時シャッター方式またはインターバル時サイレント撮影:インターバル撮影中のシャッター方式を設定する。([メカシャッター]/[電子シャッター])または([入]/[切])
      • 撮影間隔優先:露出モードが[プログラムオート]または[絞り優先]のときに、シャッタースピードが[撮影間隔]で設定した時間より長くなる場合に撮影間隔を優先するかどうかを設定する。([入]/[切])

      メニュー画面の一例

      撮影間隔、撮影回数を設定すると撮影時間の目安が表示されますので、事前に確認してモバイルバッテリーやメモリーカードを準備することをおすすめします。

    3. シャッターボタンを押して[撮影開始時間]で設定した時間が経過すると、撮影が始まります。設定した回数の撮影が終了すると、撮影待機画面に戻ります。インターバル撮影中にシャッターボタンを押すと、設定した回数に達しなくても途中でインターバル撮影を停止できます。
      通常の撮影に戻るには、1の手順で[インターバル撮影]→[切]にします。

    タイムラプス動画作成方法

    1. インターバル撮影した静止画をパソコンに取り込みます。
    2. パソコンにアプリをインストールして、アプリでタイムラプス動画を作成します。

      カメラ本体でタイムラプス動画を作成することはできませんが、連続再生することでタイムラプス動画の完成イメージを確認することができます。

      MENU →(再生)→[インターバル連続再生]を選択すると、インターバル撮影した静止画はグルーピングされた状態で表示されます。

      コントロールホイールの下ボタンを押すと連続再生されるので、タイムラプス動画のように見ることができます。連続再生中にコントロールホイールを回転させると再生速度を変更できます。

    パソコン用アプリ Imaging Edge Desktop (Remote) でテザー撮影によるインターバル撮影をして、タイムラプス動画を作成する

    カメラとパソコンを接続し、パソコン用無料アプリImaging Edge Desktop (Remote)でインターバル撮影し、タイムラプス動画を作成します。

    インターバル撮影方法

    USB給電
    USB給電の機能が搭載されている機種では、パソコンから給電しながら撮影できます。撮影中に充電はできません。また、給電していてもバッテリーは少しずつ消耗します。

    MENU →(セットアップ)→[USB給電]→[入]
    または
    MENU →(セットアップ)→[USB]→[USB給電]→[入]

    PlayMemories Camera Apps搭載かつタイムラプス対応カメラ(有料アプリ)でタイムラプス動画を作成する

    PlayMemories Camera Appsのタイムラプスアプリ対応カメラであれば、有料アプリをカメラにインストールして、カメラで撮影からタイムラプス動画作成までできます。